写真の牛たちは、奄美牛である。
彼らの約80%は、統計上、上物になることになる。
奄美牛が全体の73%を占めているため、南西諸島以外の鹿児島産は、僅か6%のため、それらの能力を判断しかねている。
産地が異なっても、導入する素牛のレベルは、中の下～中のランクのものを競り落としてくる。
このレベルでは、奄美産は実に捨てがたい成績を有している。
それ以外では、上ランクのものなら、問題ないであろうが、セリ価格に閉口する。
どちらを選択するかが、経営の明暗を左右する。
そのくらい、奄美牛の肥育素牛としての能力は、他に負けない程度に安定していると言えよう。
本来、黒毛和種であれば、産地間差などは差ほど無いはずである。
大多数の主産地では、同レベルの改良が進んでいると解釈している。
長期間、同一産地から素牛を導入すれば、その産地の素牛独特の肥育法を経験的に会得しているとも判断している。
繁殖農家さんの熱意に負けないよう、この苦しい時期を乗り越えたいと思っています
奄美牛、
に負けない八重山素牛の生産を目指しがんばっていきたいのですが、
ひとつ疑問があります。
一応適正な交配(のつもり)で、増体もそれなり、セリ値も平均以上ではあるものの、
育種価がわかっている母牛が２割弱と非常に少ない状況です。
本当は購買者の方と親しくなり、
枝肉の情報を教えていただくべきなのでしょうが、
セリが終わったらすぐ船で戻らないといけないので、
それもままならない現状です。
育種価が全てとは勿論思っていませんが、
種付けの際や、母牛の保留・更新に役立てたいと常々考えています。
肥育農家さんはその様な繁殖農家をどの様に考えているのでしょうか？
売りっぱなしの農家さんも多いのですが、県外に購買された自分の枝肉情報が非常に気になります。
f^_^;
これからが正念場ですが、子牛や枝肉相場の変動は世の習いみたいなものですが、エネルギー関連の高騰は例外だけに、些かの不安要因です。
食糧確保の観点から政府が飼料確保のための施策を本気に取り組んでくれると良いんですが・・・。
piyoさんが気にされている販売先での肥育成績を知る手段は、購買者が判るはずですから、購買者に直接お願いされるか、購買者の住所は、家畜市場の関係者から聞き出すことは無理でしょうか。
それが無理なら、子牛市の時、子牛登記と同時に肥育成績について調べたい項目を書いた返信用の葉書をお渡しになれば如何でしょうか。
その手段は色々とあると思います。
また、市場開設時に関係者が、購買者にその旨協力してくれるようアナウンスして貰うなどの手だてもあると思います。
市場単位全体の平均値でも調べられると良いですね。
しつこく相談してみてください。