素牛を導入することで、その異動報告やマルキン事業への新規登録、家畜共済加入の追加登録などが必要となる。
これらの手続きに必要な書類作成のための作業を伴う。
これらの大部分は、コピー作業などであるが、導入時に出荷時の書類を整えるために、子牛登記のコピーを行っている。
購買明細書のコピーと個々の購買伝票のこぴー、子牛登記のコピーを一気に済ませる。
実は1回約60頭分のこれらのコピーは、結構手間が掛かる。
コピーを終えると導入牛の個々のデータの入力であるが、エクセルを独自に改造した牛管理用ソフトを用いている。
導入時に入力する項目は、同ソフトの<sheet1=データ入力>画面で、横の列に沿って、①牛の管理番号、②10桁番号、③産地、④性別、⑤生年月日、⑥導入月日、⑦導入価格(含諸手数料)、⑧導入体重、⑨パソコン作業日当たりの生後月齢(日令)、⑩産次、⑪生時体重、⑫在胎日数、⑬名前、⑭母の名、⑮父の名、⑯母の父の名、⑰母の祖父の名、⑱母の登録審査得点、母の育種価表示、母の登録番号、生産者名、5種混合ワクチン接種日、⑲ヘモフイルスワクチン接種日(1回目および2回目)、その他のワクチン接種日、抗生剤等投与日、⑳導入時の体調や素牛の良し悪し等の記録を行う。
ここまでの入力で、⑨や推定DGは自動的に表示される。
これだけを行うことで、疲れ目とやれやれ感が伴う。
このデータを最初に活かすのが、個体識別番号報告のための作業である。
この作業については前述したが、エクセルの通し番号と産地番号を入力することで、同センターが当初から指示している指定用紙に自動的に印字できるようにしており、それをそのまま家畜改良センターへFAX送信している。
この際、2枚ずつ印字し、1枚は同センターとの間で、トラぶった時のために保存用とし、2枚目はマルキン事業への新規登録用に添付するためである。