導入した繁殖素牛は、順調に育成して、確実に受胎することが、繁殖農家の偽らざる願いである。
折角、お気に入りの子牛を高価で競り落としても、育成法が的確でなければ、不妊が故に肥育に回すことに成りかねない。
雌牛の育成に当たっては、①強健で足腰の強い雌牛に育てる。②栄養度3~4程度で育てる。③初種付けは、体重約330kgを目安とする。
本稿では、強健に育てることについて考えてみたい。
強健で足腰を鍛えさせることは、確実な妊娠や、順調に多産を重ねるためで、粗飼料主体でバランスの取れた飼料設定を遵守することと、体力の基本となる足腰の強化が必要である。
飼育場内に運動可能なスペースを考慮したり、強制的に歩行させる設備を設置するなどで強靱な健康と足腰を保持させる。
数頭飼いの場合は、引き運動などで、それに備えてきたが、多頭化では引き運動は物理的に困難となる。
個々には、牛にかなりの不可を背負わせる牽き運動を行っている特産地があると聞くが、これらは特例のケースであろう。
また、放牧管理している牧場などは、理想的なケースである。
(´∀`)/
過去に導入した繁殖素牛達は、
幸いな事に全て受胎して現在の牧場を支えてくれています。
さて、
本来フリーマーチンの筈が胎内で♂が死亡し、
結果的に♀だけで生まれてきた場合に繁殖能力がない場合があると聞いた事があります。
判別のしようがないですね…。
うちの場合は体重ではなく体高と日齢を目安に種付けをする様にしています。
400日齢が基準です。
昨年は初産の牛がおらず少し寂しく感じていましたが、
今月生まれた♀が保留候補なので、
順調にいけば来年の5月の種付けを…
って気が早すぎですね。
(`∀´)/
写真は全共のですか
前回は「日本一の宮崎牛」として欲しいままに宣伝活動が成されてきています。
次回の長崎大会では、鹿児島が巻き返すのでしょうか。
それとも、長崎や兵庫、岐阜でしょうか。
今の時代は、県内で総体的に良いものを生産しても、
前回のような目玉になるようなインパクトがなければ、全体の産業の浮上に繋がりません。
県・JA・生産者が一丸となって強烈なインパクトに繋がる成果を出さなければ成りません。
その点、鹿児島牛飼いさんの鹿児島県は、如何でしょうか。