宮崎産の肥育牛を目下出荷しているが、出荷を初めて半年が経過し、漸く枝量・肉質ともにまずまずの成績となってきた。
当初は、兵庫系の血液割合が高いと見て、やや抑えめの肥育を心がけたために、体躯の肉付きが思うようにいかなかった。
そのため、当初の導入から半年経った後の導入牛から鹿児島産同様に多量摂取を心がけた結果が、最近の成績となって現れている。
宮崎産は4月20日の口蹄疫発症の日に導入して以来その後は疎遠となっている。
また宮崎産は、鹿児島産と比し、去勢牛はその差が見られないが、雌牛も去勢牛並みの成績である。
一方鹿児島産の雌牛は、枝重が大小疎らであり、肉質も今一の成績である。
鹿児島産は競り市前に、生草を与えるために、肥育中期に至ってもビタミンAが抜けきらないから結果が出ないとある飼料メーカーの担当者の話である。
うなずける話であるが、ならば、宮崎では生草を与えていないのであろうか。
鹿児島や宮崎のいずれの産地も同様に、多頭化することで、自給粗飼料の割合は減少することが考えられることから、生草だけの問題では無さそうである。
雌牛は安価良しの導入にも問題がありそうである。
さて、産地によって肥育の手法を考慮しないと結果が得られないことは、これまでも多々経験してきた。
淡路産にも結構手こずった経緯がある。
兵庫産特有の肉質はまずまずでも雌雄ともに枝重が期待出来ずに、期待通りの結果に至らなかった。
粗飼料や配合飼料の給与加減を我慢して我慢しながら、やや時間を掛けないと、期待通りに結果が出ない。
九州系の去勢牛であれば、粗飼料と配合飼料の給与バランスを心がけ、斑無く食いこませさえすれば、結果が着いてくるので、肥育がやりやすい。
口蹄疫発生以来、敬遠していた宮崎産素牛の導入を近々再開する予定である。
その産地の牛は増体も肉質も良好です
宮崎は口蹄疫の影響で、これから数ヶ月間、子牛の出荷がほとんどないと聞いていますが?
個人経営のため未経産牛に人工授精する頭数が少なく、コツがつかめないため相談です。未経産牛に人工授精をする際、なかなか子宮頸管を通すコツがつかめません。発情発現から何時間後が頸管が一番開いているのか、授精適期を教えてください。その他にも器具やコツ・サイト・アドバイス等ありましたら教えて下さい。
私は、どうしても通らない牛がいたら、次回発情時にh、発情開始時に拡張棒などで通して、拡張しておくとの一緒に、頸菅の曲がりなどを覚えておき、再度適期に授精することもあります。
参考になれば幸いです。
ありがとうございます。
一番頸管が開いているのは発情開始から何時間頃ですか?
一番頸菅が開いているのは、絶対とは言えませんが、スタンディング発情で牛が動かない状態時が開いているのはないでしょうか?粘液もたくさん出ているので、通しやすいと考えられます。
ただこのタイミングだと授精には早いと思います。
受胎率のいい授精師は自分が種付けした牛はノートにすべて特徴などを記録してるらしいですよ。