牛コラム

肥育牛と美味しい牛肉のはなし

カラフルな鼻環

2010-11-24 19:51:30 | 素牛


鼻環の色も様々である。
同じ市場から導入した肥育もと牛たちであるが、生産農家や施設などで買い置きされている鼻環を無造作に装着されたものであろう。
これだけの色があれば、それぞれに目的や経歴などを鼻環で色分けしてあれば、導入後の管理に参考になる。
もちろん子牛育成時であっても同様であろう。
たとえば、
①父親ごとに色分けする
②産次別に色分けする
③病歴名ごとに色分けする
④AIやETなどで色分けする
⑤産地別に色分けする
折角鼻環を装着するのであれば、このような試みもあろう。
現状では、子牛生産地で装着されてくるために、肥育現場ではそれらを生かすことはないのが現状である。
上記の内、最も現実視するのは、③である。
病歴がわかる牛は、その後の予防や罹病履歴牛の肥育成績などの参考となる。
当方では若者たちが病名ごとに鼻環にビニールカラーテープを付けているが、監視時にそれらがよく目に付きやすいために重宝している。
鼻環の種類で産地がわかるケースは、宮崎産の真鍮製鼻環や木製鼻環の肝属産などである。