マイコプラズマに罹患した導入子牛が断続的に診られるが、獣医師の試行錯誤の甲斐あって、一応の治療法が定まったようである。
獣医師に感謝感謝である。
9月に初発があり、過去30年間では発症の経験がなかっただけに、同菌の常在が案じられているところである。
聞くところによれば、「何を今頃になって経験した?」といわれるほど各地で発症を経験しているようである。
宮崎県での口蹄疫の発症により、九州地方が市場閉鎖となったことから、肥育素牛を探して見知らぬ家畜市場から4回導入したが、それらの疾病情報を意識すべきであったと、後悔の念である。
結果的には、このような経験をすることで、より効率的な肥育経営を会得することにもなる。
発育の善し悪しや体型、血統を詳細に吟味するのも必要であるが、一目することで、健康な牛であることを直感する審査眼を経験的に得ることが、経営にどれだけプラスになるかを改めて実感できた次第である。