昨日、JA関係者から第56回近畿東海北陸連合肉牛共進会への参加申込を打診された。
過去には、最優秀賞に選定され、農林水産大臣賞の栄に輝いた実績はあるが、このところは素牛導入のランクが「中」程度であることから、精々入賞程度が定着している。
この共進会は、日本の肉牛の共進会としては、最も古い伝統があり、関係者の間では、「近東」の呼称で年末の顔見せ的な感覚で大会を期待しているファンも多いそうである。
同共進会要領に目を通した。
同展の出品条件は、6ヶ月以上の飼育期間があり、雌ではH18.4.1以降に生まれ(45ヶ月令未満)で、去勢牛はH19.4.1以降に生まれた(30ヶ月未満)肥育牛とされている。
去勢牛については、全共程若くはないが、まずまずの月齢である。
が、雌牛の45ヶ月令は、どのような経緯があり決定されているかは理解に苦しむところである。
現在、肥育産業がどのような状況に於かれているかが理解できていれば、このような月齢設定に疑義が発せられても不思議はなく、その意から話題にした次第である。
長期の肥育により、雌牛の何が求められているのであろうか。
同じ雌でも、30ヶ月令でA5は期待できる。
45ヶ月令まで肥育したからと言って、A5以上の特別な枝肉を期待してのことであろうが、大凡産業や消費者からは乖離した思考が絡んでいるようで成らない。
当初の方針を変えないという基本姿勢は理解できるが、アメリカのファーマースデー的なお祭りであれば、納得できるが、我が国のように農水省が後援しているからには、産業の発展に直結したイベントであるべきである。
全共にしても近東にしてもお祭りお祭りとして冷ややかに軽視する向きも多々あると聞くが、実産業に即応した共進会内容へと改善されるように期待したい。