国境なき医師団日本 の発行している 『REACT』2009年12月号 が、数日前に届きました。
今号の特集は、命をつなぐ。 母と子に寄り添うMSFの活動 です。
戦争や暴力の応酬、貧困、まん延する感染症、大規模な自然災害などによって、
最低限の医療さえ受けることが厳しい状況に置かれたとき、
最も命の危険にさらされ、声を上げることが難しいのが、女性や子どもです。
彼らが直面している現実と、彼らを取り巻く環境、そして、その状況を変えるための
国境なき医師団(MSF)の挑戦について、特集でお伝えします。
というこで、編集されています。
主な目次をご紹介します。
母子保健 「命がけの出産は変えられる」
基礎医療 「治せるはずの病から子どもを守る」
子どものエイズを生む負の連鎖を絶つ
見捨ててはいけない数百万人の傷、性暴力
子どもたちの命をつなぐ栄養治療
記事の中にあるデータを一つ、ご紹介します。
「世界の1年間の妊産婦死亡数」です。
全世界で、53万6000人 です。
これはなんと、1分間に1人 !
そして、その99%が開発途上国・53万3000人。
そのほかの地域は、3000人です。
その53万3000人の約半分が、サハラ以南のアフリカ・27万人。
約3分の1が、南アジア・18万8000人。
・・・初めて知りました。
この地球は、何といびつなのでしょう。
「先進国」と呼ばれている国々は、これ以上勝手なことをしていてはいけません。
みんな、涙を流しているではありませんか。
国境なき医師団日本
www.msf.or.jp