県民へのアピール
砲弾の豪雨の中へ放り出され
自決せよと強いられ
死んでいった沖縄人(うちなーんちゅ)の魂は
怒りをもって再びこの島の上を
さまよっている
いまだ砲弾が埋まる沖縄の野山に
拾われない死者の骨が散らばる
泥にまみれて死んだ魂を
正義の戦争のために殉じたと
偽りをいうなかれ
歴史の真実をそのまま
次の世代へ伝えることが
日本を正しく歩ましめる
歪(ゆが)められた教科書は
再び戦争と破壊へと向かう
沖縄戦の死者の怒りの声が
聞こえないか
大和(やまと)の政治家・文科省には届かないか
届かなければ 聞こえなければ
生きている私たちが声を一つにして
押し上げ 訴えよう
(『琉球新報』号外より)
教科書から「集団自決強制」を削除されたことに対し、昨9月29日、抗議の沖縄県民大会が開かれました。
参加者11万人!
「死体の山を越え、誰が敵で誰が味方か分からなくなる怖さ、大事な人を目の前で失う悲しさ」
「『敵につかまるくらいなら死を選べ』という教育や指示を受け、手りゅう弾が配布され、極限状態に置かれた住民たちはどう感じたでしょう。手りゅう弾を配った日本軍は明らかに『自決』を強制している」
(津嘉山拡大さん・読谷高校3年生)
「将来高校で日本史を教える教師になりたい」
「このまま検定意見が通れば、歴史を教える立場になった時、教科書の記述どおり事実でないことを教えないといけません」
(照屋奈津美さん・読谷高校3年生)
(しんぶん「赤旗」より)
いま私は、この高校生代表の、まっすぐな、真摯な心にうたれています。
全国に広がれ!
この大会にカンパを送っていたようです。
あの日、会場に直接行った人が11万人。
会場には行けなくても、いろんな、たくさんの人が、それぞれの持ち場で、心を届けました。
後日の記事を読んだり、人の話をきいたりして、胸がギュンとなっていたところに、はまやんさんのお話・・。
ありがとうございました。