さくらおばさんの ひとりごと

日々の想いを綴ります。

「草の実」 試写会のご案内

2009-05-22 | 催し物
 一面の黄色い花。草丈は10cmほどです。

 名前はわかりません。

          

          




 目黒のOさんからFAXで、試写会のお知らせいただきましたので、ご紹介します。



       映画「草の実」 試写会

   戦争と貧困の中、子ども達の困難と教育に立ち向かう長野県の
   教師たちに加えられた大弾圧事件(1933年2月4日)。それをステ
   ップに日本は戦争と侵略、国民総動員の道へひたひたと。
   76年後のいま、その真実を明らかにする! いまを生きるために!

                       (チラシより)


   期 日 : 5月28日(木)
   時 間 : 18:30 開場  
          18:45 民主教育研究所代表・堀尾輝久あいさつ
          18:50~20:20 上映   野口清人監督あいさつ
          21:00 終了(予定)
   場 所 : 全国教育文化会館7階(エデュカス東京)  麹町駅2分
            http://www.zenkyo.biz/map.html
            電話 03-5210-3511
   入場料 : 無料



     少々の解説(チラシより抜粋)

 アメリカ発の大恐慌は、1929年。ウォール街の株の大暴落は日本の経済への影響も顕著でした。米国へ車ならぬ生糸を輸出していた長野県の経済は大打撃を受けました。東北では凶作と重なり農村農民の生活は貧窮の極に。子どもを身売りする事態が起こりました。長野県でも例外ではありませんでした。子どもと親たちの窮状を目の当たりにして、教師、教育は何ができるのか?少なくない良心的教師は悩み抜きました。「24の瞳」(坪井栄)の大石先生もそうでした(ちなみに24の瞳の24は、2・4事件に思いを寄せる24だそうです。坪井栄さん談「『草の実』八つの「ため」野口清人著2009/4/9刊より)。目の前の弁当も持ってくることができない子ども、身売りさせられる子どもに対し教師は何ができるのか。教育は貧乏や戦争を無くすことができるのか。社会の仕組みの抜本的な改革こそが必要なのではないか。教育は貧困そのものを無くすことはできないとしても、貧困に負けない子ども、貧困の仕組みを見抜き、それに打ち勝って生きる子ども、主体を育てることはできる。当時の少なくない教職員が共感をよせた教育思潮でありました。生活綴り方教育運動をはじめ、教職員の社会運動、組合運動が広がりました。戦争に反対する運動に共感した先生もいたでしょう。教員の生活を守る運動に共感した先生もいたでしょう。何より子どもの苦しみに身を寄せ、生き生きした子どもを育てることに打ち込んだ先生もいたことでしょう。そうした心ある先生方に当時の権力者は一斉に襲いかかったのです。それは「赤だ」といって。その一つの頂点が長野県の1933年2・4事件でした。230人もの先生が、子どもの心を惑わす「赤い教師」という名の下で、検挙され、教職から一方的に追放されました。真実の教師たちの営みは人々の眼から奪い去られました。教師たちと手を結ぶ青年達、住民達を権力に恐怖させる見せしめでもありました。

 
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