さくらおばさんの ひとりごと

日々の想いを綴ります。

「Peace Night 9」 と 『パレスチナはどうなっているか』

2007-11-06 | 平和
             高尾山の写真──「かすみ台」より


 すでにお知らせ済みの「Peace Night 9 」。

 私の手元にチラシが2枚届きました。
 「中大九条の会」と「早大九条の会」のものです。

 こんなコメントもあります。


 私は米軍基地の近くに住んでいます。基地は当たり前の存在でしたが、原子力空母が来ることになり、疑問をもつようになりました。日本はアメリカの軍事再編の手助けをしている、それは戦争の手助けなのではないかと思いました。日本は「間接的」な加害者です。私は自分の住んでいる地域の空母受け入れに対し、反対の意志を示しませんでした。私も加害者だと思います。
 しかし9条が変われば、日本は「直接的」な加害者になります。だから、私は9条をまもりたいです。(中大法学部3年、女)


        Peace Night 9          
~集まれ9児たち☆灯せ平和の光~
            http://www.peace9.net/



 議事堂には「まさか」という坂がある、と言われるようになりました。

 「なんださか、こんなさか」と、乗り越えましょう。


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     日本ビジュアル・ジャーナリスト協会のメールマガジンから

【転送・転載歓迎】

新刊のお知らせ

岩波ブックレット『パレスチナはどうなるのか』(土井敏邦 編)http://www.iwanami.co.jp/hensyu/booklet/
 
 現在、パレスチナ情勢は、6月のファタハとハマスの内部抗争、ハマスのガザ制圧、西岸での緊急事態内閣の発足によって、分裂の危機にあります。またイスラエルによるガザ地区の厳しい封鎖によって、住民は今、食料や医薬品、生活物資の不足に苦しんでいます。

そのような事態を踏まえ、7月28日、東京で緊急シンポジウム「内紛と分裂? パレスチナはどうなるのか」を開催しました。その内容をまとめた「岩波ブックレット」が11月6日に出版されます。内容は以下のようなものです。


・岩波ブックレット『パレスチナはどうなるのか』(土井敏邦 編)

・これまでのパレスチナの動き 土井敏邦

・パレスチナはどうなるのか
臼杵陽 (日本女子大学教授)
川上泰徳(朝日新聞編集委員) 
樋口直樹(毎日新聞外信部デスク)
藤屋リカ(日本国際ボランティアセンター〔JVC〕パレスチナ事業担当)
ラジ・スラーニ (「パレスチナ人権センター」代表) 
ハナン・エルクルドゥ (「ガザ子どもの栄養センター」ハンユニス代表) 



(「あとがき」から)
 
 “パレスチナ”と出会って30年、ジャーナリストとして現地取材を始めてから22年になる。そんな私が最も見たくなかった「パレスチナ人同士が争い殺しあう」事態が起こってしまった。私の戸惑いと失望、そして「パレスチナはどうなるのか」という疑問は、“パレスチナ”に関心を持ち、関わってきた多くの人たちが共通に抱いている思いに違いない。その疑問にわずかでも“答え”を提示していくこと――それが、長年“パレスチナ”を伝えてきた者としての“責務”だと思った。ただ、それはとても私独りで担える仕事ではなかった。研究者、ジャーナリスト、NGO関係者らパレスチナ問題の第一人者たちに協力を求めると、彼らは快諾してくれた。2007年7月28日の緊急シンポジウム「内紛と分裂? パレスチナはどうのなるか」はそのような経緯で実現した。参加者は100人を超えたが、様々な事情で参加できなかった方、とりわけ遠い地方の方々にも、その議論の内容を伝えたい。活字にして出版したいという私の願いが本書で結実した。

土井敏邦
http://www.doi-toshikuni.net/


(編集部からメッセージ)

 10月中旬には,アメリカのライス国務長官がエジプト,イスラエルやパレスチナを歴訪しました.中東情勢打開のため,と言われています.また,中旬には,ハマスの元幹部が,ハマスによるガザの武力制圧を批判した,とのニュースも伝えられています.今月にはアメリカにおいて中東和平国際会議が予定されています.和平交渉が再開されるのか,注目されます.
 パレスチナの問題は,日本からははるかに遠い,中東の国の話だと敬遠されがちです.また,二つの大戦と密接に関わるイスラエル建国の歴史的経緯や宗教的背景,そして民族主義など,さまざまな問題が絡まって,確かにわかりにくい問題でもあります.
 しかし,全ては人間が起こしたこと.ならば,少なくとも「あるべき姿」――いのちを脅かされることなく日々を暮らせること――を確保できないままに生活することを余儀なくされる人々がいるという実情に対して,それを放置することが国際社会として許されるものであってはならないはずだと思います.
 本書では,「内戦勃発か?」といわれたパレスチナの内部の現在の混乱状況がどのような背景を持って起こったかを中心に,なぜ,そのような事態が起こったのか,そもそもの原因は何なのか,などを詳細に解説します.パレスチナ問題の入門書として,ご活用ください.
 編者の土井さんは,この本の校了のあと,また,現地パレスチナに取材に飛びました.いまも,現地から通信を送り続けています.
【編集部 山川良子】
コメント
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