ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

Elaine Stritch

2006年04月13日 | 女性ボーカルS
こんなマイナーなアルバムもあったのかといつ買ったんだと今更本人も驚いています。DOLPHIN3盤でElaine Stritchの“STRITCH”です。彼女は1925年デトロイト生まれでNYブロードウエイの“ON YOUR TOES”という舞台で成功したと書いているようです(訳文自信ありません)。本アルバムはオーケストラ伴奏でDEANE KINCAIDE指揮となっています。彼女は歌はなかなかのものです。声はふくよかで時々ハスキーにもなりますし、しつこい声も出しますし達者な役者ぶりを発揮しております。

収録曲は
Are You Having Any Fun
You're Getting to be a Habit with Me
That's The Beginning Of The End
And The Angels Sing
Let It Snow/That's My Boy
Too Many Rings Around Rosie
The Object Of My Affections
East Street
IF
There a Lull In My Life
You Took Advantage Of Me

ABBEY LINCOLN

2006年04月13日 | 女性ボーカルL
RIVERSIDE盤でアビーリンカーンの“THAT'S HIM”1957年録音です。彼女は1930年のシカゴ生まれ。1951年にはカリフォルニヤのクラブ歌手になり1956年にリンカーン大統領の名前にちなんでの芸名としたそうです。彼女は黒人意識にも目覚め人種問題を考えていた時に社会派マックスローチと知りあい共鳴して1962年に結婚とありますから、本アルバムがそもそもの馴初めだったのでしょうか?このアルバムの共演陣の顔ぶれもすごいです。ケニードーハム(tr)ソニーロリンズ(ts)ウイントンケリー(p)ポールチェンバーズ(b)そしてマックスローチ(dr)となっています。彼女の歌は少し暗いですが上手いし聴かせます。特にA面の4曲目のTender as a Roseでは黒人意識を前に出して悲しみを押し殺したような歌に迫力を感じてしまいます。

収録曲
A面
1. Strong Man
2. Happiness Is a Thing Called Joe
3. My Man
4. Tender as a Rose
5. That's Him 
B面
6. I Must Have That Man
7. Porgy
8. When a Woman Loves a Man
9.Can't Help lovin' Dat Man
10. Don't Explain

LILLIAN ROTH

2006年04月13日 | 女性ボーカルR
EPIC盤でリリアン ルースの“I'LL CRY TOMORROW”です。彼女の事も知りません。もう一枚TOPS盤で“SINGS”と言うのもありますが、アルバムの顔写真が違い過ぎるので別人かと何度も見直したのですが同じ女性のようです。それにしてもSINGSの方は髪も長く印象がかなり違います。本アルバム裏面のライナーノートがさらさらと読めて紹介できればいいのですが、その能力も乏しく申し訳ありません。本アルバムはオーケストラ伴奏でDON COATAのアレンジとなっています。彼女の歌は力強い声である部分では少ししつこさを感じさせる声ですが明るくエンターテイナーとしてその才能を充分に発揮しているアルバムと思います。彼女がジャズ百科事典に載っていないのが不思議です(私所有の辞典ですが)

収録曲
Love The Neighbor
Ain't She Sweet
Let's Fall In Love
When the Red以下長いので省略
IF I Could be with You
Sing You Sinners!
Don't Take You Love From Me
Goody Goody
As Time Goes By
Honey
Happiness Is Things Called Joe
I'd Climb the Highest Mountain

Marian Bruce

2006年04月13日 | 女性ボーカルB
RIVERSAIDE盤でMRIAN BRUCEの“HALFWAY TO DAWN”です。彼女の事は殆ど分りません。英文のライナーノーツに子供時代をPHILADELPHIAで過し40年台後半に友人と共にNYのダウンタウンへ出てきたとあります。その後ブルーエンジェルやヴィレッジバンガードでも歌いエリントンバンドでもヴォーカルを務めた曲があります。実はこのアルバムは人気が全くないようで中古レコード専門店でも1500円から高くても3000円程度でしか売られていませんが、実際にアルバムを聴くと過小評価されて気の毒なように思えます。彼女の声はやや太くしっかりとした歌い回しをしますが、やや重い感じがするのがあまり受けがよくないのでしょうか。もしどこかのお店で見かけたら安さに任せて購入しても支払った対価以上の満足は得られるアルバムと思います。

共演陣はJOE WILDER(Trumpet),JIMMY JONES(Piano)EVERT BARKADALE(Guitar)ALL HALL(Bass)

収録曲
A面
Lucky to be Me
Let me love you
It never Entered my mind
Things are lookinng up
Something to live for
Looking for a Boy  
B面
I got it bad and that a'int good
My One and Only
A Ship without a Sail
No One Ever tells You
The Gentleman is a Dope
Dont's Like Goodbyes

Blossom Dearie

2006年04月13日 | 女性ボーカルD
VERVE盤でブロッサム・デアリーの“Blossom Dearie”で1956年と1959年に録音されています。彼女のアルバムの中では一番ジャズテイストがよく表現されているアルバムと言われています。それはVERVE当時のプロデューサーであるノーマングランツは彼女を徹頭徹尾ジャズボーカリストとして扱い共演者も強力なメンバーを組んだためでもあると言われています。その話を裏付けるように共演陣はハーブ・エリス(g)ケニー・バレル(g)レイ・ブラウン(b)ジョー・ジョーンズ(ds)エド・シグペン(ds)という錚々たるメンバーです。彼女の舌ったらずな歌い方は地声だそうですが、歌の中でアドリブでの歌詞も入りユーモアもあり楽しく聴けるアルバムとなっています。彼女は1926年NYから150マイル離れたイーストダーハムに生まれ父親はスコットランド人母親はノルウェー人だそうで、そう聞けば彼女の色白で金髪もうなずけるところであります。彼女の声は大きく声を張り上げるタイプではありませんがキュートな声で優雅な雰囲気を漂わせた魅力的な声である事は間違いないと思います。

収録曲
1. 'Deed I Do
2. Lover Man
3. Everything I've Got
4. Comment Allez-Vous
5. More Than You Know
6. Thou Swell
7. It Might as Well Be Spring
8. Tout Doucement
9. You for Me
10. Now at Last
11. I Hear Music
12. Wait Till You See Her
13. I Won't Dance
14. Fine Spring Morning

TEDDI KING

2006年04月07日 | 女性ボーカルK
RCA盤でTEDDI KINGの“TO YOU from TEDDI KING”で1955録音です。彼女は1929年マサチューセッツ州ボストン生まれ。 父親は有名なボードビリヤンのロイ・キングでハイスクール卒業後、父と共にショーに加わって巡演した後ダイナ・ショア主催のコンテストで優勝して注目され、これを契機にラジオや舞台で活躍しながら、クラシック唱法の正式なトレーニングを受けジャズピアノも学んで、歌手として本格的な活動を始める。この後ジョージ・グラハム、ジャック・エドワーズ等の楽団でプロとしてデビューした。49年ボストンでナット・ピアース楽団に参加。初アルバム「グッドバイ・ミスター・チョップス」(Motif)を録音した。52年から53年ジョージ・シアリングに認められ、彼のクインテットの専属歌手として在籍、その間、MGMに「クール・キャナリーズ」を録音している。その後はソロ・シンガーとしてボストンやNYのクラブに出演。ストリービル、RCA、コーラル、ブランズウィック等に録音を残したが、60年代はレコーディングもなく活動も知られていない。73年ニューポート・ジャズ祭に出演、コール・ポーター作品集を歌ってカムバックした。76年NY「ストライカーズ」出演、全米の「プレイボーイ・クラブ」に長期出演。代表作に「ナウ・イン・ボーグ」(Storyville)、「バイディン・マイ・タイム」「ガール・アンド・ハー・ソング」(RCA)等がある。77年11月18日NYのセント・ルーカス病院で死去と紹介されています。

彼女の歌声は清楚な雰囲気でビブラートが印象的です。そして何よりも誠実さを感じさせます。丁寧に歌っているという感じを受けます。

収録曲
A面
1.THE WAY YOU LOOK TONIGHT
2.YOU GO TO MY HEAD
3.WHERE HAVE YOU BEEN ?
4.HOW COME YOU DO ME LIKE YOU DO
5.THE TOUCH OF YOUR LIPS
6.IF I COULD BE WITH YOU
B面
7.I CAN'T BELIEVE THAT YOU'RE IN LOVE WITH ME
8.ALL I NEED IS YOU
9.THE VERY THOUGHT OF YOU
10.MR. YOU'VE GONE AND GOT THE BLUES
11.TO YOU
12.WHEN DID YOU LEAVE HEAVEN ?

GUNTER KALLMANN

2006年04月06日 | ジャズ以外
4CORNERS盤でGUNTER KALLMANNの“SONG FOR MY LOVE”です。このグループについては全く知りません。写真の彼女が歌っているのかとレコードショップで買ったアルバムです。が、後でよくよく見ると男女混声コーラスアルバムでした。歌っているのはドイツ語のようです、アルバムの説明によるとヨーロッパで長く活躍し後にアメリカでも成功したとありますが、それ以上は分りません。という事で購入失敗の一枚です。コーラスは聴けるんですがジャズテイストはありません。LA PALOMAやLI LI MARLEEN,BEYOND THE SEA等が収録されています。

MORGANA KING

2006年04月06日 | 女性ボーカルK
MUSE盤でMORGANA KINGの“STRETCHIN' OUT”です。メンバーはJOE PUMA/guitar、JOE WILLIAMS/drums&percussion、RONNIE BEDFORD/cello、EDDIE DANIELS/fluteとなっています。彼女の声はやや高めの声でこのアルバムではかなり崩して歌っているようですが嫌みはなくさらりと聴けます。またスキャットも多用します。モーガナ・キングは1930年NYプリーザントビル生まれで、オペラ歌手を志しメトロポリタン音楽院に学び、20代前半にトランペッターのトニーフラッセラと結婚した後56年からNYのクラブに出演した。この年の秋にはMercuryレコードに初のレコーディングをしている。59年キャムデン、61年ユナイテッド・アーティスツ、20世紀フォックス等にレコーディング。64年からメインストリームに移籍して「テイスト・オブ・ハニー」を録音し大ヒットとなり一躍名を知られるようになる。65年シナトラに請われてリプリーズに移籍、68年ヴァーブ、74年にはパラマウントに移り「ニュー・ビギニングス」をリリース、77年からはミューズに移籍している。78年にはセブンシーズから「エブリシング・マスト・チェンジ」をリリース。映画「ゴッド・ファーザー」やテレビ「アンディ・ウイリアムズ・ショー」に出演とあります。という事はこのアルバムを録音した頃の彼女は50才前後という事になりますがアルバムの写真はどうみても30過ぎぐらいにしか見えません。見た目が若いのでしょうか?それとも若い頃の写真を使用したのでしょうか。またゴッドファーザーのどんな役で出演していたのでしょうか。気になるところであります。

収録曲
A面
1,what a differrennce day made
2,makin' whoope
3.them there eyes
4.I'm glad there is you
5,god bless the child
B面
1,could it be magic
2,all in love is fair
3.visions

MIMI HINES

2006年04月06日 | 女性ボーカルH
DECCA盤でMIMI HINESの“MIMI HINES is a happening”です。オーケストラ伴奏で指揮はFHIL FORD、アレンジはDON COASTAとなっています。このアルバムもジャズテイストは薄いですが、HINESは歌は上手く聴ける内容だと思います。色んなミュージカルの歌を収録したアルバムのようです。SOME SUMMER DAY, SEPTEMBER SONG, SUNRISE SUNSET等が収録されています。

Anita O'day

2006年04月06日 | 女性ボーカルO
VERVE盤のANITA O'DAYの“swings COLE PORTER with Billy May”録音は1959,1960年です。本アルバムでは、ジャズヴォーカルの真骨頂とも言えるのではと思えます、全曲スタンダードナンバーを艶やかに歌っています。

収録曲
A面
1.Just One Of Those Thing
2.You'D Be So Nise To Come Home To
3.Easy To Love
4.I Get A A Kick Out Of You
5.All Of You
6.Love For Sale
B面
1.Get Out Of Town
2.I'Ve Got You Under My Skin
3.Night And Day
4.It'S De Lovely
5.I Love You
6.What Is This Thing Called Love

菅野邦彦

2006年04月05日 | 菅野邦彦
AUDIO LAB盤で“EVERYTHINGS HAPPENS TO ME”です。KUNIHIKO SUGANO TRIO+1となっています。録音は1975年で、メンバーは菅野邦彦/ピアノ、小川庸一/コンガ、宮沢しょういち/ドラムス、鈴木健/ベースです。このアルバムはもともとは岡崎広志、西条孝之介と菅野とのそれぞれの共演アルバムを製作する予定だったらしいですが、録音当日に西条との録音を終えてから岡崎との共演という手順になっていたらしいのですが、その日の菅野のノリが素晴らしく予定の録音を済ませた後も菅野は自分達のトリオのアルバムを作るんだと言い出し、次は何を決めようかと演奏しまくったという事です。結局、その結果は西条孝之介のインカーネイションとなり岡崎広志のエクステンションとなり、菅野は予定になかったのですが、演奏がすばらしかった為に一枚のアルバムを追加して本アルバムとなりました。確かにこのアルバムの菅野はご機嫌でプレーしています。是非聴いていただきたい一枚です。

収録曲はA面 が1,ON A GREEN DOLPHIN STREET 2,GOOD MORNING HEARTACHE 3,ALONE TOGETHER B面が1,GONE WITH THE WIND 2,EVERY THINGS HAPPENS TO ME 3,MISTY となっています。もし初めてこのアルバムを聴かれる方がいらっしゃれば、A面の1曲目のON A GREEN DOLPHIN STREETの出だしの鍵盤から出る音の力強さに驚かれると思いますし、そのメロデイアスな楽音に菅野を再認識していただけるのではないかと思います。

Jayne Mansfield

2006年04月05日 | 女性ボーカルM
20th FOX盤でJAYNE MANSFIELDの“BUST UO LASVEGAS”

ジャケット買いの最たる一枚だと思います。アルバムのタイトルもジャケット写真のまんまという感じです。ここまでストレートな表現であれば文句もでませんです。彼女も一応歌は歌っています。今手元にアルバムがないので後で紹介します。ジャズの範疇に入るのかとの無粋なお考えはやめていただくとして、ただ単純に彼女の肢体美を楽しみましょう。

私を含めてのオヤジ世代以外はご存知ないと思いますので、ジェーン・マンスフィールドの紹介だけさせて下さい。1933年米国ペンシルヴェニア州生まれ。 本名はVera Jane Palmer。父の死後に母が再婚してダラスに移住した。テキサス大学の演劇科に進み、50年にポール・マンスフィールドと学生結婚(17歳か?!)。2年後に軍人となった夫の駐屯先でアマチュア劇団に参加。その後サザン・メドディスト大学で演劇と心理学を学ぶ。やがて沢山の美人コンテストに優勝するようになり、モデルを経てTVやブロードウェイの舞台に出演。54年にワーナーと契約して映画デビューを果たす。B115、W53、H90という抜群なプロポーションが話題となって“女はそれを我慢できない”などでセックス・シンボルとして活躍。56年に離婚してFOXと契約。58年にはミスター・ユニヴァースのミッキー・ハーギティと結婚。しかし59年にFOXとの契約が切れて以降は低予算映画やナイトクラブへの出演など低迷が続くようになった。その後マット・シンバーと再婚するが66年に離婚。その翌年の6月に自身のソックリさん大会へ向かう途中、ニューオリンズ郊外で自動車事故を起こして急死した。ミッキー・ハーギティとの間に生れた娘はその後マリスカ・ハージティとして女優になった。という事らしいです。彼女の出演映画は、1955年皆殺しのトランペット,法に叛く男,地獄の埠頭,海底の黄金1956年女はそれを我慢できない1957年よろめき休暇,気まぐれバス1959年不死身の保安官,地獄の罠1960年けだもの1961年ギャング紳士録1965年野郎ども地獄へ行け1966年プレイラブ48章と見事なまでにB級C級映画のオンパレードです。ある意味モンローの対抗馬としてだけの存在だった彼女は可哀相にも思えます。

このアルバムはラスベガスのDUNES HOTELのARABIAN ROOMでのライブ録音です。語りと歌とで構成されていますが彼女の歌と言っても溜め息というか歌の一種ではあるんでしょうがボーカルというにはちょっとという感じです。こういう舞台は彼女を眺めながら楽しまないと実感できないですね。全曲そうですがB-3のLET'S DO ITなども色気を取ると何にも残らないという素晴らしさです。

BILL REDDIEによるオーケストラ伴奏

A面
1, A HOUSE IS NOT A HOME WITHOUT LOVE
2, I THINK I'M GONNA LIKE IT HERE
3, JUST PLAIN JAYNE
4, PLENTY OF LOVE AND TWENTY CALORIES
B面
1, I'M PHYSICAL, YOU'RE CULTURAL
2, I HAD WHAT YOU'RE GOT WHEN I HAD IT
3, LET'S DO IT

Diana Trask

2006年04月05日 | 女性ボーカルT
Columbia盤でDIANA TRASKの“Diana Trask”です。オーケストラ伴奏でアレンジ指揮はGIENN OSSERとなっています。

彼女は1940年オーストラリアビクトリア生まれ。渡米してからはオリビアニュートンジョンやヘレンレディーと共にオーストラリア出身の3大アーティストと言われたようです。主にテレビでの出演が多かったようですが、このアルバムは彼女の初アルバムですが、他にミッチミラー合唱団との共演盤もあるとの事です。A面はバラードでB面はスインガーの構成となっておりバラードでは少女のような初々しさが好感が持てます、初々しさという点では少しコニー・スティーブンスに似たところがあります。その初々しさに引き込まれるアルバムです。期待せずジャケット買いをしても決して後悔はしないアルバムだと思います。

収録曲目
A面が
1,It Might As Well Be Spring
2,Little Girl Blue
3,Spring Is Here
4,My Funny Valentine
5,By Myself
6,Spring Never Come
B面が
1,Hellow, Young Lovers
2,Let's Fall In Love
3,I Hear Music
4,The Gypsy In My Soul
5,Let's Face The Music And Dance
6,Temptaion

菅野邦彦

2006年04月04日 | 菅野邦彦
最近は菅野のアルバムの中ではこのアルバムを一番よく聴きます。菅野が充実して菅野らしさがよく出ているアルバムだと思っています。AUDIO LAB盤で“MUSIC”副題がThe World of Kunihiko Suganoとなっています。メンバーは菅野/ピアノ、鈴木勲/チェロ、本田英造/ベース、清水閏/ドラムス、小川庸一/コンガとなっており録音は実兄の菅野沖彦です。1973年録音です。
収録曲はA面が1,AUTUMN LEAVES 2,LIKE IS IT 3,SO IN LOVE B面が1,ALONE TOGETHER 2.BLUES FOR KELLY 3,MY FOOLISH HEART です。このアルバムの中ではLIKE IS ITやSO IN LOVE、ALONE TOGETHERが特にお気に入りです。そのメロデイーの美しさと強弱のあるリズム感は何度聴いても惚れ直します。

菅野邦彦

2006年04月04日 | 菅野邦彦
菅野のデビューアルバムの“FINGER POPPING”コロンビア盤です。このアルバムはKUNIHIKO SUGANO TRIOの演奏となっておりメンバーは菅野と池田芳夫/ベース、山崎弘/ドラムスです。アルバムの写真の求道者のような表情の菅野の顔写真も今となっては懐かしさを感じさせます。菅野は1936年11月13日生まれですから今年は70の大台に乗るわけですが、今でもピアノ演奏が好きで好きで堪らない様子です。現在は静岡の下田に住み、ひと月に一度は東京でライブを行い地方でもライブも行っています。が表に出る事が嫌いな性格が災いしてジャズ雑誌での人気投票では全く名前も出なくなったのが悔しいのですが、菅野もそういう人気ランクを気にもしておらず知っているファンだけに囲まれて和気あいあいと楽しそうに演奏しているのを見るとこれでいいのかもと思うところです。

このアルバムの収録曲は
A面1FINGER POPPING 2 FOR CARL 3 PORKA DOTS AND MOONBEAMS 4 BARBADOS
B面 1BLUES FOR JIRO 2 I CAN'T GET STARTED 3 BYE BYE BLACKBIRD

このアルバムの中ではFOR CARLの旋律の美しさが好きですし、BLUES FOR JIROもブルース好きの菅野の良さが出ていると思います。 I CAN'T GET STARTED のセンシテイブでリリカルなタッチも聴き物です。BYE BYE BLACKBIRDは菅野の歌心と多彩なテクニックが堪能できると思います。