ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

Toni Carroll

2006年04月30日 | 女性ボーカルC
今日は久し振りにレコードハンターとして出掛けました。約一ヶ月振りぐらいでしょうか、いつもの店のレコード展示場所が少し模様替えしてありました。一番の違いはオリジナルと再発盤が分けられて棚に収められていました。この方が見やすいし価格の違いも把握しやすいので進歩したものだなあと思ったのですが、進歩した結果が他の専門店並になったという事なのでしょうが、嬉しいことでありました。祝展示改善として数枚のボーカル盤とMJQのTHE SHERIFFを買ってきました。ボーカル盤の内の一枚はFRAN WARRENのもので以前から欲しかったアルバムです。また一枚は全く判らないまま買ったLEDA ANNESTの“PORTRAIT OF LEDA”というアルバムでかなり前衛的なボーカルという店主の話でしたがさてどうでしょうか?これらのアルバムの紹介は日を改めて紹介させていただきます。

本題へ入ります。MGM盤でToni Carrollの“THIS ONE IS THE TONI”1958年録音です。彼女はミスミズーリとなってハリウッドにスカウトされたらしいですが、その肢体はアルバムを開けると全身を眺めることが出来るアルバムの仕掛けとなっています。Tの切り抜きはTONIのTでしょうが、最初このアルバムを見た時に鍵穴を意識しているのかという発想から谷崎潤一郎の“鍵”をなぜか連想したのです。肝心の彼女の歌ですが下手とも上手いとも思いません。普通でしょうか、ムードたっぷりで少しかすれた声でしっとりと歌っています。PHIL MOOREの指揮によるオーケストラ伴奏です。

収録曲は
A面が
1,I'M IN THE MOOD FOR LOVE
2,I ONLY HAVE EYES FOR YOU
3,TONI
4,I DON'T KNOW WHY
5,'SWONDERFUL
6,WHY CAN'T THIS NIGHT GO ON FOREVER?
B面が
1,THE VERY THOUGHT OF YOU
2,THE HIDDEN BODY
3,PLEASE BE KIND
4,IT'S BEEN A LONG LONG TIME
5,THIS IS ALWAYS
6,GOOD NIGHT,OH,MY DARLING