ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

菅野邦彦

2006年04月05日 | 菅野邦彦
AUDIO LAB盤で“EVERYTHINGS HAPPENS TO ME”です。KUNIHIKO SUGANO TRIO+1となっています。録音は1975年で、メンバーは菅野邦彦/ピアノ、小川庸一/コンガ、宮沢しょういち/ドラムス、鈴木健/ベースです。このアルバムはもともとは岡崎広志、西条孝之介と菅野とのそれぞれの共演アルバムを製作する予定だったらしいですが、録音当日に西条との録音を終えてから岡崎との共演という手順になっていたらしいのですが、その日の菅野のノリが素晴らしく予定の録音を済ませた後も菅野は自分達のトリオのアルバムを作るんだと言い出し、次は何を決めようかと演奏しまくったという事です。結局、その結果は西条孝之介のインカーネイションとなり岡崎広志のエクステンションとなり、菅野は予定になかったのですが、演奏がすばらしかった為に一枚のアルバムを追加して本アルバムとなりました。確かにこのアルバムの菅野はご機嫌でプレーしています。是非聴いていただきたい一枚です。

収録曲はA面 が1,ON A GREEN DOLPHIN STREET 2,GOOD MORNING HEARTACHE 3,ALONE TOGETHER B面が1,GONE WITH THE WIND 2,EVERY THINGS HAPPENS TO ME 3,MISTY となっています。もし初めてこのアルバムを聴かれる方がいらっしゃれば、A面の1曲目のON A GREEN DOLPHIN STREETの出だしの鍵盤から出る音の力強さに驚かれると思いますし、そのメロデイアスな楽音に菅野を再認識していただけるのではないかと思います。

Jayne Mansfield

2006年04月05日 | 女性ボーカルM
20th FOX盤でJAYNE MANSFIELDの“BUST UO LASVEGAS”

ジャケット買いの最たる一枚だと思います。アルバムのタイトルもジャケット写真のまんまという感じです。ここまでストレートな表現であれば文句もでませんです。彼女も一応歌は歌っています。今手元にアルバムがないので後で紹介します。ジャズの範疇に入るのかとの無粋なお考えはやめていただくとして、ただ単純に彼女の肢体美を楽しみましょう。

私を含めてのオヤジ世代以外はご存知ないと思いますので、ジェーン・マンスフィールドの紹介だけさせて下さい。1933年米国ペンシルヴェニア州生まれ。 本名はVera Jane Palmer。父の死後に母が再婚してダラスに移住した。テキサス大学の演劇科に進み、50年にポール・マンスフィールドと学生結婚(17歳か?!)。2年後に軍人となった夫の駐屯先でアマチュア劇団に参加。その後サザン・メドディスト大学で演劇と心理学を学ぶ。やがて沢山の美人コンテストに優勝するようになり、モデルを経てTVやブロードウェイの舞台に出演。54年にワーナーと契約して映画デビューを果たす。B115、W53、H90という抜群なプロポーションが話題となって“女はそれを我慢できない”などでセックス・シンボルとして活躍。56年に離婚してFOXと契約。58年にはミスター・ユニヴァースのミッキー・ハーギティと結婚。しかし59年にFOXとの契約が切れて以降は低予算映画やナイトクラブへの出演など低迷が続くようになった。その後マット・シンバーと再婚するが66年に離婚。その翌年の6月に自身のソックリさん大会へ向かう途中、ニューオリンズ郊外で自動車事故を起こして急死した。ミッキー・ハーギティとの間に生れた娘はその後マリスカ・ハージティとして女優になった。という事らしいです。彼女の出演映画は、1955年皆殺しのトランペット,法に叛く男,地獄の埠頭,海底の黄金1956年女はそれを我慢できない1957年よろめき休暇,気まぐれバス1959年不死身の保安官,地獄の罠1960年けだもの1961年ギャング紳士録1965年野郎ども地獄へ行け1966年プレイラブ48章と見事なまでにB級C級映画のオンパレードです。ある意味モンローの対抗馬としてだけの存在だった彼女は可哀相にも思えます。

このアルバムはラスベガスのDUNES HOTELのARABIAN ROOMでのライブ録音です。語りと歌とで構成されていますが彼女の歌と言っても溜め息というか歌の一種ではあるんでしょうがボーカルというにはちょっとという感じです。こういう舞台は彼女を眺めながら楽しまないと実感できないですね。全曲そうですがB-3のLET'S DO ITなども色気を取ると何にも残らないという素晴らしさです。

BILL REDDIEによるオーケストラ伴奏

A面
1, A HOUSE IS NOT A HOME WITHOUT LOVE
2, I THINK I'M GONNA LIKE IT HERE
3, JUST PLAIN JAYNE
4, PLENTY OF LOVE AND TWENTY CALORIES
B面
1, I'M PHYSICAL, YOU'RE CULTURAL
2, I HAD WHAT YOU'RE GOT WHEN I HAD IT
3, LET'S DO IT

Diana Trask

2006年04月05日 | 女性ボーカルT
Columbia盤でDIANA TRASKの“Diana Trask”です。オーケストラ伴奏でアレンジ指揮はGIENN OSSERとなっています。

彼女は1940年オーストラリアビクトリア生まれ。渡米してからはオリビアニュートンジョンやヘレンレディーと共にオーストラリア出身の3大アーティストと言われたようです。主にテレビでの出演が多かったようですが、このアルバムは彼女の初アルバムですが、他にミッチミラー合唱団との共演盤もあるとの事です。A面はバラードでB面はスインガーの構成となっておりバラードでは少女のような初々しさが好感が持てます、初々しさという点では少しコニー・スティーブンスに似たところがあります。その初々しさに引き込まれるアルバムです。期待せずジャケット買いをしても決して後悔はしないアルバムだと思います。

収録曲目
A面が
1,It Might As Well Be Spring
2,Little Girl Blue
3,Spring Is Here
4,My Funny Valentine
5,By Myself
6,Spring Never Come
B面が
1,Hellow, Young Lovers
2,Let's Fall In Love
3,I Hear Music
4,The Gypsy In My Soul
5,Let's Face The Music And Dance
6,Temptaion