ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

今度は1万6千枚のレコード!!

2009年01月22日 | 世間話
昨日は朝一番の飛行機に乗って山形まで飛びました。天気が良かったので飛行機の窓から写真をパチリ・パチリと撮ったのです。まぁ~子供みたいなものです。僕の地方では雪が降るのは珍しくましてや雪が積もるなどという事は今までに数回数えるほどしかないように記憶しています。ので雪国にお住まいの方々のご苦労は大変と察しますが、雪を見るとなぜか物珍しくて嬉しくなるのは変っていないようです。
上の写真は名の有る連峰だと思うのですが、山を見ただけで名前が判るはずもないのですが、険しい峰が続いています。この雪山の峰を縦走する登山家もいるだろうなだと考えながら山を眺めていました。僕は雪山に登るよりもレコード店を探索したり部屋でジャズ等を聴いている方が向いているかなとも思いました(苦笑)。
山形での仕事が午後3時過ぎには終わり帰りの飛行機に時間があったので山形駅近くの老舗ジャズ喫茶OCTETに行ってきました。ドアを開けて入ると店主殿がニッコリと笑いながら“いらっしゃい!”と迎えてくれます。この笑顔で迎えてくれるというだけで嬉しく気持ちが和みますね。店主殿の温かい人柄までわかったような気がしてしまいます。
店内の写真ですが右に座っていらっしゃるのが店主の相澤氏です。入店した時はCDでの曲が流れていましたが,コーヒーを頼んでそれがテーブルに運ばれる頃にはレコードに変っていました。店主殿に尋ねるとレコード所有枚数が1万6000枚だそうです。お店の前に“船便でJAZZが来る”の看板がありますが、昔は船便で取り寄せていらっしゃったのでしょうね。最近は船便は無くなりほとんどの州からの発送は飛行機便のみになりましたが。カウンターの奥の見えにくいところにもビッシリという感じでレコードがありましたから1万6千枚はあるんだろうと思います。今の僕がやっと4000枚足らずですから、その枚数の迫力と今までのご苦労というか、アルバムが届く楽しみも推し量れるような気がしました。スピーカーはJBL, アンプはマッキントッシュC-29だと思いますが他にもマッキントッシュのアンプがありました。ターン・テーブルはガラードかトーレンスかだと思いますが、一見しただけで店主殿には尋ねなかったので正確には分かりません。
お店の右奥のトイレの前の壁には秋吉敏子さんやZOOT SIMSのサイン入りジャケットや写真が飾ってあります。いいですねぇ~と言うと秋吉さんは年に数回来て演奏されるそうです。ズート・シムズは店主殿の話では来日したのが5回でその内3回は山形へ来てこのOCTETに来たとの事で店内にはズートがカウンターでコーヒー(お酒ではなく)を飲んでいる写真や店主殿とのツーショット写真も飾られています。さらに店主殿の手元にはズートの山形での未発表ライブ録音もあるそうで、いつかプライベート盤として世に出していただきたいとお願いしましたが、今考えれば聴かせてもらえばよかったと後悔していますが、遠慮してしまいました。上の写真の右上のがズートのサイン入りですが分かりづらい写真になってしまいました(失礼)。昨今では、だんだんと少なくなってきた感のある昔ながらの正統派ジャズ喫茶で山形の人が羨ましく思えてしまうお店でした。もう一つ忘れた事、マッチを貰ってくるのを忘れてしまいました。次回は必ずマッチを貰らおうっと、忘れるなよkuiren。