ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

500枚目

2007年05月07日 | ジャズ全般
PRESTIGE/PRLP7079/SONNY ROLLINS/SAXOPHONE COLOSSUS

昨晩いままでにアップしたアルバムが500枚近くになっていました。これも皆さんにいろいろと教えていただいたり感想などをいただいたお陰と感謝しております。数え間違いがあるかもしれませんが今日を500枚目アルバムの日として何を記事にしようかと考えていました。大好きな菅野邦彦のアルバムをとも思ったのですが、かなり紹介済みのためにあまり良いアルバムが残っていませんでした。やはり自分が好きなアルバムじゃないと記事にしても自身もおもしろくないものです。そこで僕のようなド素人が紹介するのも恐れ多いのですが、ソニーロリンズのこのアルバムにしました。彼の紹介やアルバムに収録された曲については専門の方や詳しい方にお任せしたいと思います。僕はこのアルバムを4枚持っています。最初に買ったのが国内盤ビクターので上から二番目の写真のものです。大学の頃はこれでも不満も感じず満足して聴いていました。それから相当に時間が経過してから写真は掲載しませんがやはり古いビクターのTOPRANKを買いました。これは両深溝有りというのに魅かれたのですが、音はあまりかわらないような気がしました。その後にしばらくしてOJC盤を買いました, このOJC盤は音よりはジャケットのロリンズの顔が一番よく見えるのでこれもおもしろいかなという程度で入手したのです。OJC盤ですから高いわけはありませんでしたので気軽でした。しかしどの盤も似たようなもので, だんだんと聴いているうちにやはり音はオリジナルに勝るものはないという決まり切った道筋へ進むことになり、狂おしいほどオリジナル盤が欲しくなりました。店で探しても無いのでもっぱらネットで探していました。ネットで探すとこれが割りとあるんですね。最初に見つけたのは東京の某店ですが、状態を考えると値段が高すぎると思い断念。その次に素晴らしいコンデションのアルバムを見つけましたがこれは値段も素晴らしいのであきらめました。お次は値段は相当こなれていましたが若干針飛びするというアルバム, これは当然パスしました。その後はまずまずの状態でしたが値が合わず入手できず。結局, 本アルバムは国内で入手したのですが、ちょうどその時に海外でも同じ程度の盤を見つけどちらかを入手しようと二段構えで臨みました。結局国内での方が安くついた勘定になって少し助かりました。僕の場合はあれこれ寄り道せずに最初からオリジナルを求めておけば無駄な出費はしなくてすんだかも知れませんが、寄り道をしたからこそ辿り着けたのかも知れません。このアルバムの1曲目のST. THOMASですが, 僕はこの収録曲のマックス・ローチのドラミングが特に好きなんです。曲の始まりはローチのドラムで幕を開けるのですがロリンズのサックスが続きそれが一息つく, 開始37秒後ぐらいのローチのスティックから鳴らされるカンカンという超硬質な金属音が好きで、この音がどれだけ硬質に聴こえるかをシステムやアルバムの好き嫌いの判断の一つにしています。それから演奏開始から2分30秒後ぐらいから始まるローチのドラムソロが堪りません。いままで何回聴いたか判りませんがLPの摩耗を考えてもまだ2000回ぐらいは聴けると思います(無理かな)。レーベルの住所は446 W. 50th ST., N.Y.C.で手彫りでRVGとAが左に倒れたサイン、それからABという刻印もあります。このアルバムのアナログ・プロダクション盤の45回転盤も欲しいのですが、千枚限定でとっくに売れ切れで入手できずにいます。中古で一度見かけましたが800ドルという値段がつけられていましたので敬遠して, 気長に探しています。

国内ビクター盤です。ジャケ色が濃いですね→


廉価盤で有名な?OJC盤です。写真では判りずらいと思いますが、実物はロリンズの顔がよく見えます→