ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

RITA HOVINK

2007年05月28日 | 女性ボーカルH
Holland MEDIUM(POLYDOR)/2441043stereo/RITA HOVINK /from RITA wuth love/1973

今晩聴いているのはオランダのリタ・ホビンクです。本アルバムは彼女の二枚目のアルバムだと思います。彼女のファーストアルバム(LOVE ME OR LEAVE ME)も欲しいのですが, これは未入手なので本アルバムを紹介します。彼女は1944年生まれで母国オランダでは名歌手として知られています。最初は国軍兵士を前に歌い始め人気が出た後に放送局の目にとまり自身の番組を持つようになりトップ歌手となりました。彼女の声質はややハスキーで落ち着いた力強いものですが情感も充分に表現されており僕は好きなシンガーです。ただA-1のALLENTOWN JAILだけは好きではありません。最初にこれを聴いた時はガッカリしましたがご安心ください。次のA-2のLET'S DO ITからはジャズテイスト溢れたボーカルを聴かせてくれます。ささやくように歌うA-5のLITTLE MANなんかも良いです、国軍兵士には絶人気の1曲だったのでしょう。バンドをバックに伸びやかに歌うA-6のTHE LADY IS A TRAMPも盛り上がります。スキャットを交えて歌うB-2のBLUE MOONも良いですし, 懐かしい曲をリズミカルに謳うB-4のBUTTONS AND BOWSも好きですね。短い仕上がりの曲となっていますがストリングも入ってしっとりと歌うB-5のI'LL WALK ALONEはグッと迫ってきてお気に入りです。このリタというシンガー, 僕はスローバラードが特に好きでゾクッとしますが, 何を歌っても聴かせるシンガーだと思います。なお本アルバムは再発盤も出されているようです。

パーソナルは, RITA HOVINK(vo), LOUIS DEBIJ(ds), KOOS SEROERSE(b), HANS HOLLESTELLE(g), ROB VAN KREEVELD(p), HERMAN SCHOONDERWALT(as), WIM ABMA(as), KAREL REYS(ts), GYS HENDRIKS(bart sax), FONS DIERCKS(tp). JOHN BANNET(tp), EDDY ENGELS(tp), JAAP LEBEN(tp), HANS DE RUYTER(trb), JAN VAN WOUW(trb), FRED VOLMER(trb), JAN ELSINK(trb) *バックの演奏者は曲によって変動しています。
収録曲
A面
1, ALLENTOWN JAIL
2, LET'S DO IT
3, NATURE BOY
4, FRANKIE AND JOHNNY
5, LITTLE MAN
6, THE LADY IS A TRAMP
B面
1, BLUES IN THE NIGHT
2, BLUE MOON
3, JOHNNY GUITAR
4, BUTTONS AND BOWS
5, I'LL WALK ALONE
6, WHEN A MAN LOVES A WOMAN