ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

ESTHER PHILLIPS

2007年05月21日 | 女性ボーカルP,Q
KUDU/KU-28stereo/ESTHER PHILLIPS/FOR ALL WE KNOW

日曜日に出張から帰ってきました。先週の前泊から数えると7泊8日の出張でいつもより長かった為に, やはり多少は疲れました歳でしょうか。今日仕事へ行くと結構な事に仕事が溜っていました(笑)。
しばらくブログを休むと再始動するのにどんなアルバムをと立ち止まってしまいました。今日のアルバムは買い直した一枚でジャズボーカルのではありません。このアルバムは日本でキングから発売された頃(多分1976年)に入手したのですが、何回か聴いてその後に棚に放置される事最近まで, つまり約30年ぐらいターンテーブルに乗る事がなかったのです。ふと聴いてみようとアルバムを取り出すとレコードは全く傷みもカビもなく聴ける状態だったのですが、外袋がジャケットに貼付いてジャケットと一体化したような状態になっていたのです。このジャケットが特別に気に入っているわけでもないのですが残念な事になっていました。当時に購入したショップの外袋の袋はPP袋ではなく別の素材(たぶん吸湿性)だったためにそうなったのでしょう。他のアルバムは無事なのですから, そういう原因に思えます。ジャケットが駄目になったのであきらめていたのですが、たまたまこの輸入盤を500円で見つけジャケットの交換用でも良いしと思って入手した次第です。

久し振りに聴いたエスター・フィリップスですが、最初は回転数を間違えたかと思いました。昔はこんなソウルやロックもしょっちゅう聴いていたので違和感もなかったはずですが、最近はスローバラードなどゆったりとしたボーカルを好んで聴いているのでこのアルバムのテンポの早さにとまどいました。それでも聴いていると耳は慣れてくるもんですね。全曲聴いてA-4のFOOLS RUSH INを懐かしく思い出しました。たくさんのジャズボーカリストにも取り上げられている曲ですが, ここではジャズとは違う味です。彼女の声は結構粘り気のあるボーカルなのですがこういうソウルのアルバムを聴いている時はそのアクの強さが好ましいものに思えてくるから不思議ですね。B-1のGOING OUT OF MY HEADの演奏時間の長い事、この曲は当時のディスコ(今で言うクラブ)でよくかけられていたのではないかと想像しました。B-3のCARAVANもよく聴く曲とは大違いです。このアルバムはディスコサウンドによるソウルアルバムといった感じのアルバムですが, 30年振りに聴くと全く新しいアルバムに接しているように思えました(笑)。今晩はかる~いアルバムでした。また明日からはしっとりとしたアルバムを聴きたいと思います。

JOE BECKのアレンジ指揮によるオーケストラ伴奏
収録曲
A面
1, UNFORGETTABLE
2, FOR ALL WE KNOW
3, PURE NATURAL LOVE
4, FOOLS RUSH IN
B面
1, GOING OUT OF MY HEAD
2, FEVER
3, CARAVAN