ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

HADDA BROOKS

2007年05月01日 | 女性ボーカルB
CROWN/CLP5010/HADDA BROOKS/FEMME FATALE

今日、聴いているハダ・ブルックスは1926年ロス生まれで小さい時からピアノを習い, 後にクラシックピアノを学ぶ道へと進んだのですが, イキサツは知りませんが弾き語りをするシンガーとなり, “ハダ・ブルックス・ショー”という自分の名前を冠したテレビ番組を当時として持つようになった最初の黒人シンガーの一人です。その彼女のボーカルを一言で表現すれば“渋い”です。低音でゆったりと抑え気味に流すように歌う時も, 声を張って歌う時もメリハリを効かせて情感を揺さぶるかのように聴かせてくれます。このアルバムに収録されている曲はスローな曲が中心となっていますが、彼女の良さをより生かす選曲となっています。大部分は彼女のボーカルとピアノにテディ・バンのーギター伴奏が添う形でのアレンジとなっていて、実に秀逸です。同じようなテンポの曲が続くのですが中ダルミも感じさせず最後まで彼女のボーカルを堪能する事ができます。お気に入りのアルバムの一枚です。

*ジャケット右上にプライスシールが貼ってあるのですが、これが今までのものと違って非常に粘着力が強く, そう容易く剥がすことができそうもありません。最後の手段のジッポオイルでやるしかないかと躊躇しております(笑)

パーソナルは, HADDA BROOKS(vo. p), TEDDY BUNN(g), RED CHALLENDER(b), AL WICHARD(ds)
収録曲
A面
1, THE THRILL IS GONE
2, TAKE ME
3, PLEASE BE KIND
4, HOW DO YOU SPEAK TO AN ANGEL
5, DON'T YOU THINK I OUGHT TO KNOW
B面
1, DREAM
2, THERE IS NO GREATER LOVE
3, MY ROMANCE
4, STOLEN LOVE
5, ANYTIME, ANYPLACE, ANYWHERE