先週、「ハリー・ポッターと死の秘宝」を観てきました。
本と映画で長~いお付き合いとなったハリポタとも、とうとう
今回で最後となりました。
特にこの巻は原書で読んだこともあって、思い入れがたっぷりです。
やっぱり映画館で3Dで観なくちゃね、ということで、
わざわざ始発に乗って京都まで出向きました。
(字幕の3Dが朝イチか夕方しかなくて)
※ネタバレがあるので、まだご覧になってない方は注意!
・・・なんて言うか・・・。
すっかり大人びた3人。
命を懸けて戦わなければならなくなった生徒たち。
戦場と化したホグワーツ。
はじめて「賢者の石」を観たときには想像もつかなかった
ダークな展開と結末。
そして、フレッドが、リーマスが、セブルスが・・・
とにかく怒涛の130分でした。
実は、映画を観る前に『死の秘宝・下』を読み直していたんですね。
いつもなら、本を読んで忘れたころに映画で観て、
それからもう一度本を読み直す、というパターンだったのに、
今回は待ちきれず直前に本を読んでしまったのです。
そのせいか、本と映画の違いが気になって(違和感を感じて)、
いつものように映画そのものを充分しめなかったような・・・
それがちょっと残念でした。
それでも、一番楽しみにしていたドラゴンに乗ってのグリンゴッツ
脱出シーンは映画ならではの迫力!
トロッコに乗って金庫へ行くシーンといい、かなり満足。
それに、「謎のプリンス」あたりから憂いをおびたドラコの
表情をみるのも映画ならでは、かも。
ほかの男子が若干おっさんぽくなった中で、
(ハリーとロンが着替えるシーンは、わざわざ入れなくても
よかったんじゃない?とさえ思ったくらいです)
ドラコだけはなかなかクールなイケメンですものね~(笑)
ネビルも大活躍でした。
あのネビルがねえ・・・と思うと、ずっと応援してきた
おばちゃんとしては感無量。
19年後のシーンでも、ちらっと見せてほしかったな。
残念だったのは、パーシーが家族と和解するシーンがなかったこと。
しかも、その後にフレッドが・・・なのに、このあたり
映画ではあっさり描かれていました。
まあ、そのおかげで号泣することもありませんでしたが。
(メガネの上に3Dメガネなので、あまり泣きたくなかった)
それと、原作ではホグワーツでの戦いで、屋敷しもべ妖精や
ケンタウルスなどいろんな生き物が加勢しますが、映画では
残念ながらカットされていました。
やっぱりみんなでホグワーツを守ったんだ、みたいなところが
ほしかったなあ。
贅沢を言うなら、リーマスとトンクスの子どもテッドも
見てみたかったですね~
観たかったシーンを書き出すときりがありません。
それでも、あの長く複雑な物語をよくぞここまでまとめたなあ、
と感心させられます。
それに、原作を読んでいるから、観たいシーンが割愛されていても
イメージを膨らませることができます。
一方で、原作を読んでないと、どこまで理解できるのかな、と
心配になりますけど。
原作になくて映画でぐぐっときたのは、あの夜、セブルスが
ヴォルデモートに襲われたリリーのもとへ行き、息絶えた彼女を
ひしと抱きしめたシーンでしょうか。
このハリー・ポッターのシリーズの中で、影の主役とも言うべき
セブルス・スネイプ。
彼の真実が、ここで初めて明るみになるわけです。
本当に味方なのか、どうしてダンブルドアがあれほど
彼を信頼することができたのか。
・・・ああ、そういうことだったのね、と誰もが涙する彼の一途な思い。
愛するリリーと、憎ったらしいジェームズの両方の血を受け継ぐ
ハリーは、彼にとって複雑な存在ではあったことでしょう。
はじめのころは、一生徒であるハリーにああまで露骨に意地悪して
大人気ない、と思っていましたが、「スネイプ先生」がいなければ、
ハリポタもここまでおもしろくはなかっただろうし、大人のファンも
半減していたかもしれませんよね(笑)
正直言って、私の中でファンタジーにおけるハリー・ポッターの位置は
それほど上位を占めているわけではありません。
物語としてみると、やはり『ゲド戦記』や『指輪物語』、
あるいは守り人シリーズや勾玉3部作のほうがずっと好きです。
主人公ハリーの性格には、いつもイライラしていたし(笑)
それでも、出版されるとリアルタイムで本を読み、映画を心待ちにし、
それを子ども達と一緒に楽しんできました。
子どもたちが成長するにつれ、同じように物語の登場人物たち
(そしてそれを演じる役者たち)も成長する。
こういう経験ができる作品って、そうそうあるものではありません。
2000年3月に『賢者の石』を読み、小学五年生だった長女に
おもしろいよ~と薦めてからはや11年。
今年長女は22歳に、次女は20歳になります。
反抗期もあったかもしれないけれど(苦笑)、新しいハリポタが
出るたび3人で読んで感想を言い合ったし、映画も一緒に観てきました。
(高校生や大学生になっても、必ずどちらかが私に付き合ってくれました)
私たち家族の思い出の中に、いつもハリポタがあったんだなあ、
と思うと、本が完結し映画も終わってしまったということは、
やはり淋しいし感慨深いものがありますね。
いつのまにか子どもたちも大きくなって、家を出ていき、
我が家にとってもひとつの時代が終わった、みたいな・・・
また『賢者の石』から読み直してみたくなりました。
意外なところで新しい発見があるかもしれないし、
ひょっとしたら辻褄の合わない箇所を見つけるかも。
そして、できればいつの日か番外編が出て、親世代や、あるいは
ホグワーツ創設者たちの話なんかも読んでみたいな。
2000年3月からはや11年 にちょっと動きがとまりました。
小5だったお嬢さんが22歳の女性になってしまう年月
なんですねー11年って。
なんだかすごいです。
同じ本を家族3人で共有できた時間は、かけがえのない
ものですね~
私は残念ながら、ひとりで楽しみ(はじめのころ
ついてきた妹も、本が2巻組になった頃に脱落したし・笑)ましたが、今頃になって娘が興味を示したので
おそっと思いながらも、内心ちょっと嬉しいです。
>できればいつの日か番外編が出て、親世代や、あるいは
>ホグワーツ創設者たちの話なんかも読んでみたいな。
そうですよねー
私もそんな番外編、大好きです。
ハリーの子どもたちが生まれた頃の話でもいいなあ。
ちょうどファンタジーものがたくさん出て、3人であれこれ
読んだし、映画では「ロード・オブ・ザ・リング」を楽しみました。
その中でも、子どもたちにとってはハリポタがダントツ!
子どもがここまで興味を持たなかったら、私も11年間
続かなかったかもしれません。
映画を見終わった後も、とりあえず長女と近くにある椅子に座り、
二人で感想をしゃべる、しゃべる(笑)
その後お昼を食べに行き、そこでもハリポタの話。
時間があっという間にすぎてしまいました。
rucaさんとrちゃんも、これからそんな時間がふえることと思います。
楽しみですね~
ハリーの子どもたちが生まれた頃の話・・・いいですね。
映画でちらっと映りますが、みんなとってもカワイイのですよ~
ホグワーツ、私も行ってみたかったなあ。
我が家も長女長男の3人で観賞してきましたよ!
長い道のりも終わりだと思うと感無量です。
長男は6と7の1を未観賞なので若干気の毒でしたが
原作読んでるし大丈夫と引っ張ってってしまいました。
そして同様にあとは感想の言いあいっこ。
わたくし、くっちゃ寝さんの感想とほほブレません
3Dのグラスに涙は禁物なのも同じですわ。
大満足でした。
ハリポタは、本も映画も子どもたちと楽しみを共有できる
貴重な作品でしたよね。
↑に書ききれませんでしたが、
やっぱりビルはかっこいいね~
(映画でビルはグレイバックに噛まれていない?)
子どものころのセブルス、かわいい!
などなど、そういうところで長女と意見が一致してました(笑)
あんまり派手な3Dはしんどくなりそうだけど、
ハリポタの3Dは控えめで私としてはその方がよかったです。
ただ、メガネ+3Dメガネは重い・・・
私も、あの長いエンドロールの最後までしっかり観てましたよ。
名前だけがずらずらと流れたので、もうちょっと愛想のある
エンドロールにしてほしかったなあ。
いつもながらに素晴らしい映画評、じっくり読ませていただいたので、もう映画はいいかなww
いえ、本はしっかり最終章まで読み終えましたよ。でも映画はいつ頃からか離れて…(汗)
子供にとっての11年ってほんとうに長くていろんなことが詰まってますね。それに比べたら私の11年はさほど変わらず…いやあっちもこっちもガタがきてますけど(笑)
ハリー達とお子さん達と共に過ごした年月はかけがえがないですね。終わってしまったっていうのはまた格別な思いかと。。。
なんだかんだとブログの更新もままなりませんが、
最後の区切りとしてハリポタは書かねば!とがんばりました。
地元の映画館でハリポタを上映しなくなってからも、
これまでは京都へ行く用事があったときになんとか観ることができました。
ところが今回は、ハリポタを観るためだけに京都へ出かけたわけですよ。
(しかも、3Dで観るため始発に乗って・笑)
その甲斐あって、充分映画を楽しむことができました。
ホグワーツの戦いなど迫力満点だし、映画館で観る価値ありますよ~
機会があればぜひ!
子どもにとっては一番変化のある11年ですよね。
その分親の方はじわじわと年老いていくわけです。
もけさんはまだまだ若いよ~
最近老眼が進んだせいか本を読むのがしんどくて(涙)
いつからか、本のレビューが書けてません・・・