ほぼ是好日。

日々是好日、とまではいかないけれど、
今日もぼちぼちいきまひょか。
何かいいことあるかなあ。

憧れの人

2013-05-28 | 日々のこと。
私には長年憧れている女性が3人います。
画家の三岸節子さん、作家の須賀敦子さん、そして染織家の志村ふくみさん。
志村ふくみさんはご健在で、お名前をどこかで見かけると今でもドキドキします(笑)

そしてきのう、そのお名前を新聞のテレビ欄で見つけました。
NHKのプロフェッショナル
88歳というお年でありながら、若い人たちと一緒に草木を集め、色を染め、
機を織られているお姿や、今なおまだ見ぬ色を追い求めておられるご様子を拝見し、
「さすが!」と本当に嬉しく思いました。

京都にいたころ、陶芸など工芸をする知り合いがいたこともあって、
私も染織に憧れたものでした。
が、その後京都から地元に戻って結婚し、一度も染織を経験することなく、
すっかりそういう世界とは縁が切れてしまったのです。
それでも数年に1度くらいの割合で、志村さんの著書を読んだり、
作品展を見に行ったり、テレビでお仕事の様子を見たりすることがあると、
それによって忘れかけてたかつての自分を思い出し、自分自身を
軌道修正することができるのですよね。

それに、年齢に関係なくひとつの事に打ち込んでおられる方を見ると、
私でもまだまだ頑張れるんじゃない?と励まされます。
テレビで見る志村さんは本当に若々しく、しゃきしゃきされてますものね。
作品も凛とした気品があって、あの色使いは見事で魅入ってしまいます。


親たちを見ていて、年をとると身体は思うように動かないし、物忘れも多くなり、
家族に迷惑をかけるようになるので不安・・・
とマイナスな面ばかり見て落ち込んでいましたが、年を重ねることで経験がふえ、
技術も身についていくものなのだ、ということを今回改めて感じました。

そして、
年をとってもあきらめないこと、
「年だから」をできない理由にしないこと、を
忘れないようここにメモしておこうと思います



コメント (2)
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