今年大学に入学した長女が、マンドリンのサークルに入部しました。
幼稚園のとき、性に合わなかったのか、
2年でエレクトーンをやめてしまった長女。
その長女が、音楽のサークル!?と意外な気がしましたが、
これがすっかりハマッた様子。
長い夏休みも一週間ほど帰ってきただけで、
バイトもせずマンドリンの練習に明け暮れていたようです。
さてさて、その成果はどんなもんやろ。
ということで、長女がこの日のために猛特訓をしたという、
定期演奏会を聴くため久しぶりに京都へ行くことにしました。
この半年、お出かけらしいお出かけもせず、
かなり鬱屈した思いが爆発寸前だったこともあって(笑)、
待ちに待った京都行きです。
娘の部屋を掃除して、演奏会を聴いて帰るだけ、
なーんてもったいないことはいたしません。
家のことは主人に丸なげし、金曜から二泊三日の休暇を
(勝手に)いただきました。
観光シーズンたけなわの秋の京都。
さてさて、どこへ行こうかなあ。
なるだけ人ごみを避け、それでいて京都の秋を満喫できるところ。
長女のアパートから行きやすいところ。
・・・
そうや、円通寺へ行こ。
円通寺山門
円通寺は洛北にあり、長女のところからバスで10分もかかりません。
それほど知られてはいないのか、以前行ったときも
観光客でいっぱい、ということはありませんでした。
このお寺が有名なのは、比叡山を借景とした枯山水の庭です。
室内から見ると、黒っぽい柱の向こうに広々とした庭があり、
そのはるか向こうに比叡山を眺めることができます。
それらの風景が、まるで屏風か襖絵のように目の前に広がり、
なんとも贅沢な空間をつくりあげているのです。
室内の部分が暗いですが、比叡山が見えます
紅葉もきれいでした。柱が邪魔・・・
ただ今回行って驚いたのは、以前は周囲が鄙びた田舎であったのに、
すっかり開発されて、すぐそばまで新興住宅街が迫っていたことです。
私のほかにも何組かの参拝者がいましたが、
みんな静かに庭を見入っています。
それなのに、夕暮れに響く烏の鳴き声以外に、
下界の車の音や日常の騒音が耳に入ってきます。
この庭を見つめながら静寂な時間を過ごす、ということは
もはや無理なのかもしれません。
かつては、わざわざこの洛北の地まで訪れた参拝者は、
不便でありながらも贅沢な空間と時間を持てたのでしょう。
そう思うと、残念な気がしてなりませんでした。
幼稚園のとき、性に合わなかったのか、
2年でエレクトーンをやめてしまった長女。
その長女が、音楽のサークル!?と意外な気がしましたが、
これがすっかりハマッた様子。
長い夏休みも一週間ほど帰ってきただけで、
バイトもせずマンドリンの練習に明け暮れていたようです。
さてさて、その成果はどんなもんやろ。
ということで、長女がこの日のために猛特訓をしたという、
定期演奏会を聴くため久しぶりに京都へ行くことにしました。
この半年、お出かけらしいお出かけもせず、
かなり鬱屈した思いが爆発寸前だったこともあって(笑)、
待ちに待った京都行きです。
娘の部屋を掃除して、演奏会を聴いて帰るだけ、
なーんてもったいないことはいたしません。
家のことは主人に丸なげし、金曜から二泊三日の休暇を
(勝手に)いただきました。
観光シーズンたけなわの秋の京都。
さてさて、どこへ行こうかなあ。
なるだけ人ごみを避け、それでいて京都の秋を満喫できるところ。
長女のアパートから行きやすいところ。
・・・
そうや、円通寺へ行こ。
円通寺山門
円通寺は洛北にあり、長女のところからバスで10分もかかりません。
それほど知られてはいないのか、以前行ったときも
観光客でいっぱい、ということはありませんでした。
このお寺が有名なのは、比叡山を借景とした枯山水の庭です。
室内から見ると、黒っぽい柱の向こうに広々とした庭があり、
そのはるか向こうに比叡山を眺めることができます。
それらの風景が、まるで屏風か襖絵のように目の前に広がり、
なんとも贅沢な空間をつくりあげているのです。
室内の部分が暗いですが、比叡山が見えます
紅葉もきれいでした。柱が邪魔・・・
ただ今回行って驚いたのは、以前は周囲が鄙びた田舎であったのに、
すっかり開発されて、すぐそばまで新興住宅街が迫っていたことです。
私のほかにも何組かの参拝者がいましたが、
みんな静かに庭を見入っています。
それなのに、夕暮れに響く烏の鳴き声以外に、
下界の車の音や日常の騒音が耳に入ってきます。
この庭を見つめながら静寂な時間を過ごす、ということは
もはや無理なのかもしれません。
かつては、わざわざこの洛北の地まで訪れた参拝者は、
不便でありながらも贅沢な空間と時間を持てたのでしょう。
そう思うと、残念な気がしてなりませんでした。