『1枚のめぐりあい』 という邦題がつけられた映画だ。戦場で拾い上げた1枚の写真のおかげて、奇跡的に命を失わずに済む。帰国後、その写真の女性を探して、恋愛に発展するストーリーだ。米国人曰く、『ハリウッドムービーは、現実の米国での生活と180度異なるので、すべて夢物語だ』 と、言う。そうなると、この映画はあくまでも非現実的な、ファンタジーとなるが、あまり内容を理解せず、始まってから、自然にラストまで見てしまった。そういう意味では、観ているものを惹きこむ魅力をもった映画と言えるだろう。あくまでもストーリーの主題は2人の恋愛ストーリーだろうが、自分は、『男気』 をみてとった。米国人の中にも、こんな高倉健みたいな奴がいたんだ、と思わせた。
その意味だけから考えても、確かにファンタジー、非現実的なのかもしれない。現実に米国で、こんな物静かな、クールな男性などみたことがない。約束は守らず、ケチで、おしゃべりで、それも悪口ばかりときている。わがままだし、悪い意味で、他人のことはおかまいなしといった具合だ。
たまたま、今回の日米野球。試合後の、選手が引き上げた後の、ベンチの写真があったが、日本側は開始前のきれいな状態のように、片づけられている。一方、アメリカ側は、まるで、ゴミ箱状態。空き瓶、空きペットボトル、つばのはきだめ、ゴミの放りぱなしなどなど。足を踏み入れたくない状態だ。