flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

乗本 君ヶ伏床

2007-01-15 00:00:19 | 城郭・城下町
(愛知県新城市乗本)
 乗本五砦の中で最も北に位置し、標高も約170mと最も高い。
宇連川、谷下川を見下ろす君ヶ伏床(君ヶ臥床 きみがふしど)砦も長篠城包囲を目的として構えられた陣砦であり、武田氏臣和田信業、和田氏臣長竹昌基、反町大膳が守将を務めたという。
 背後の吉川村から押し寄せた酒井忠次らによって襲撃され、壊滅した。
 北斜面は大正時代に開墾され段々畑となっており、長篠や乗本小川の集落が望められる。
 頂きには「富吉内 菅沼れい 菅沼てつ」と刻まれた阿弥陀石仏があり、傍らには弘法像、下方には聖観音像が立っている。
 訪れたこの日、鹿が姿を現した。自然豊かな山である。
         

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (西面の武士)
2011-01-06 19:54:47
はじめまして、こんばんは。私は長篠古戦場の史跡に興味を持っており君が伏床砦に行こうと思っているのですが登城道はあるのであれば場所を教えていただけないしょうか?(何か目印があれば助かります。) なければ直登りを考えております。
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西面の武士さま (てんゆう)
2011-01-06 20:59:16
はじめまして
こんばんは!
私も訪れて3年が経っているので、ややうろ覚えなところがあるのですが、鳶ヶ巣山の麓の県道69号を東に向かい、谷下(やげ)川に架かる橋を渡ると君ヶ伏床の麓に着きます。ここから少しまた県道を東に行くと山道があるのですが、急な上に草木ボーボーです。
もう少し東に行くと、小川という集落になります。その集落の山側に舟多神社というお宮があり、鳥居の前辺りから山に上がっていく道があります。段々畑を縫うような道なので、比較的登りやすい道かもしれません。石の阿弥陀さんが見えたら到着です。
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Unknown (西面の武士)
2011-01-06 22:53:47
以前鳶ヶ巣・中山砦に行ったついでに近くをうろうろしたのですが、案内板等が見つからず困っておりました。ありがとうございます!
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