(高山市一之宮町)
宮峠に至る飛騨越中街道(益田街道)と位山道の分かれる町。旧宮村。
飛騨国一宮である水無神社が鎮座し、樹齢千年を超える臥龍桜が息づくところである。
往時、宮峠に至る街道は、水無神社前で分かれ、宮谷の沢に沿って上っていた。
まちの中央を流れる宮川は、この地を由来として名付けられたのものである。また、宮川支流常泉寺川では、芝桜が彩りをみせていた。
水無神社参拝の後、高山市街へ向かうこととしたが、高山線の本数が少なく、10時台の次は14時台までない。バスで向かうことにしたが、やはり本数が少なく暫し待つことにした。
すると、ある古老が話しかけてきた。「一ノ宮どうでしたか。私も時間があったので、町が見渡せる山まで登ってきました」と、古希を超えたくらいと思われる人が語った。お話しを伺うと尾張一宮からのようで、私も三河一宮と言うと、その古老は「本宮山にも登りました」と語った。中部山岳のことをお詳しく話されたが、年齢は85歳だそうで、足腰を鍛えられているのと、好奇心が高いのとで、若々しく感じられたのであった。
高山の街でお別れをし、私は平湯へと向かった。
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