flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

太田姫稲荷神社

2019-05-21 00:00:00 | かみのやしろ

(東京都千代田区神田駿河台)
 太田持資(後の道灌)の姫は、天然痘を罹ったため、山城国の一口(いもあらい:京都府久世郡久御山町)稲荷神社に病の平癒を祈願した。それにより姫は全快したため、持資は長禄元年(1457)一口稲荷を江戸城鬼門側に建て遷座した。その後、天正十八年(1590)徳川家康の関東移封により、現在の錦町一丁目に移し、慶長十一年(1606)江戸城増築に伴い、現在の神田川聖橋の袂に移した。明治5年(1872)現社名に改められた後、昭和6年(1931)総武線建設により、現在地の駿河台一丁目に移されている。

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