flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

佐久間 平成二年

2015-01-24 00:00:00 | 水のほとり

(静岡県磐田郡佐久間町 1990年8月21日)
 14年振りの山間の地を訪れる。家から飯田線で90分、渓谷、トンネル、900m前後の山々を通り、斜面に並ぶ民家の光景は、まさしく「国境いの村」という様相であった。佐久間は遠江・三河・信濃との交流のある地で、少しは開けているが、14年前(昭和51年)と殆ど変わっていなかった。然し、以前訪れたときはダムまで国鉄バス時代の車両を利用した共益バスが通っていたが、廃止されていた。先ず、事前に連絡しておいた、昭和56年開館の郷土遺産保存館に行き、山の生活、天竜川の水運で栄えた林業や先史時代の半場遺跡等の展示品を館長庄田氏から案内を受けながら見学し、資料を提供していただいた。館長は以前、新城高校一宮分校の教員で、今年4月から保存館の館長に就任した人物である。また館長のご厚意で、佐久間ダム、電力館、展望台等を案内していただき、最後は中部天竜駅でお別れをした。
       

(関連記事:出馬 吉沢 中部天竜駅 浦川 佐久間平成十三年

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