(愛知県北設楽郡東栄町三輪/静岡県磐田郡佐久間町浦川字吉沢 1998年7月19日の日記から)
東栄に降り立つのは昭和56年以来3度目である。
今回は中心部の本郷地区へは向かわずに、旧三輪村周辺を散策した。
以前訪れたときは古い駅舎であった東栄駅も、「ふるさと文化交流館」として生まれ変わり、デザインも「花祭り」を強調したまちを印象づけるものとなっていた。
往時は難所であった池場坂に通じる別所街道沿いには、「従是左本郷信濃道・従是右水久保遠山道」と刻まれた道標が立つ。
「三輪」を西から東へ歩くと、やがて相川静愛橋を越え、愛知県から静岡県佐久間町旧吉沢村へと差し掛かった。
相川上流の風土に暫く浸りながら、再び「三信三輪」へと戻り、帰路についた。
この地を含む「三遠南信国境」は、民俗学的情緒を今も感じさせる地域として貴重な存在である。
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