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「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

冬の南禅寺

2011-08-03 00:00:26 | ほとけのいおり

(臨済宗瑞龍山太平興国南禅禅寺 京都市左京区南禅寺福地町 国指定史跡)
 南禅寺が創建される以前、この地には後嵯峨天皇の離宮、禅林寺殿が存在した。その離宮内に建てられた持仏堂を南禅院と称した。正応二年(1289)亀山上皇が禅林寺殿を寺に改め、龍安山禅林禅寺と名付けている。そして、正安年間(1299-1302)に現在の寺号に改められた。また、正中二年(1325)には夢窓疎石が南禅寺に住している。然し、明徳四年(1393)、文安四年(1447)、応仁元年(1467)に伽藍を焼失し、衰退する。江戸時代になってようやく再興され、徳川家康の側近で、一色秀勝の子、僧崇伝によって現在の姿になった。崇伝は黒衣の宰相と呼ばれた政治家でもあった。
  (勅使門 寛永十八年)      (高徳庵)(本坊)          (国重文 三門 寛永五年)

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