flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

西原古墳群

2008-11-28 00:00:56 | いにしえびとの睡
(さいばらこふんぐん 愛知県宝飯郡一宮町上長山字西原・上新屋 1990年11月23日踏査)
 本宮山から発する、宝川の右岸段丘に位置する後期古墳群である。この日は25号、22号、21号、10号、5号墳の順に踏査した。25号墳は墳頂が陥没し、22号墳も同様に陥没していたが、付近に内部のものと思われる土砂や石材がみられた。21号墳は南側に石材が露出し、北側半分は耕地となっている。10号墳(トップ写真)は古墳全体が茶畑となっていて、5号墳は宅地の敷地内となっている。この5号墳は、直径13m,高さ3mでいたるところが削られているが、墳頂から石室に入る穴が開いており、地主曰く「そこから腐った人骨と勾玉、長さ30cm程の刀子が出てきて、現在は役場にある」と言っていた。
(西原5号墳)
(石室内部)
(西原25号墳)

(関連記事:舟山古墳群
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする