flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

双子塚古墳

2008-11-30 23:45:50 | いにしえびとの睡

(愛知県宝飯郡一宮町金沢字双子塚 1990年11月24日踏査)
  吉祥山南麓、東山台地に古墳時代後期の三つの古墳が存在した。その内の一つ、京田古墳は、文献等には墳頂に庚申堂を祀り、庚申塚と呼ばれ、直径11m,高さ1.3mと記されているが、現地に出向いてみると、古墳の存在する筈の地点がゴルフ練習場となっており見当たらなかった。土地の古老に尋ねると、「10年程前に取り壊した」、「30年前に地主が古墳の中のものを取り出し、持っている」と語っていた。
 双子塚古墳は、ビニールハウスに囲まれた2号墳から踏査した。地主が古墳の周囲を削り、正方形を成した状態となっていて、直径12m,高さ1.7mである。また、石材が露出し、ハウスの中で苗と石が同居していた。
 1号墳は直径15m,高さ1.7を測り、墳頂に鏡石があって、その石を信仰対象物として花が挿してあった。
(1号墳)
(2号墳)
(2号墳石材)

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