小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

七月十五日、十六日

2017-12-17 | 嘉永四年 辛亥日記

七月十五日 

おおいに快晴する。
岩一郎は寺参り。
とよは里帰り。
小梅は扇2本と畳紙(たとうし)へ絵を描いた。
三つを田中了吉宅へことづける。とよへも二つやった。
夜、一丁目まで主人と岩一郎が行く。
うなぎを買って精進揚げにした。
月の色が誠にいい。静かだ。


七月十六日 

早朝に村井定二郎から西瓜が一つ届いた。
手紙が添えられていて返事を書いた。未だ取りに来ない。
今日もおおいに快晴で涼しく心地良い。
しかし、海鳴りが大きくしばらくして止んだ。
何事もなく静かなり。



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