小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

六月十八日、十九日、二十日

2017-09-21 | 嘉永四年 辛亥日記
六月十八日 

快晴。
山中殿へまず行ってみる。稽古はなし。
それから、川上へ祝いに行く。
鈴木芳右衛門殿へ行く。酒を吞む。
提灯借りる。
北村へも鳥(ツバメ?)が渡り寄ったとのこと。


六月十九日 のち

くもる。夕方から大雨。遠くで雷鳴。
昨夜、信衛が病気快癒の礼にきた。小鯛2尾と貝少々を持参した。
2時頃、野呂が来て酒を出し夕方前に帰った。
昨日、舟乗りで小栗の養子に水をかけられて不愉快だったそうだ。
和歌に居るのも厭なので何とか分別したいするつもりだとの事。


六月二十日 ときどき

時折雨が降る。
学校当番でお城に行く。
章蔵に会いうち連れて栗山へ行く。
北野を呼びにやり一緒に酒を吞む。
また、帰りには北野の振るまいで料理屋に寄ったという。
10時頃にちらし寿司を少々持ち帰る。
昨夜から信江が泊まっていて夕飯もうちで食べた。
瓶の箱を持って来た。代は2匁3分のところ2匁渡す。
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