小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

三月四日 

2016-05-28 | 嘉永四年 辛亥日記
 
朝、小雨が降り終日曇る。夕方から晴れた。
菊千代様のご疱瘡が御酒湯(疱瘡ほうそうの癒えた後、酒をまぜてつかわせた湯)を召し上がるのでお祝いの儀で召されて登城し拝謁した。
それによって赤飯とお酒を下された。
その事で半袴着用で10時に来るようにとの廻状があったので10時前に罷り出たのだ。
昼過ぎに帰宅。赤飯と小さな魚の焼いたのにお酒を頂戴したのだ。
学校当番なので昼過ぎに出た。
その後で山中作右衛門殿へ教えに行く。
また岩橋により夜の10時頃帰った。
帰る途中に木本屋へ肴を申しつけたので直ぐに持って来た。
これは明日早朝に藤助殿が高野山に行くので送る予定。
夕方、楠本やが子供を連れて来た。庭から帰る。野上への礼状に木賊三本をつけ豊に持たせてやる。
昼前には内田までとよに花を持たせてやった。


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