何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

中華製超再生受信機セットを動かしてみたが・・・・・

2017-10-23 12:47:44 | 電子工作


2017/10/22(日曜日) 雨


最近、中華製の電子部品のカタログ(ネット上のカタログ画像)をよく見る。
いろいろな面白そうな部品が載っている。
そして何よりもその値段の安さにびっくりだ。
そんな部品の中に、「超再生受信機セット」なるものがあった。
オイらは今、超再生受信機の工作にハマっているので、ちょっと魅かれてしまった。
値段はたったの140円。 もちろん送料込みだ。
どんなものだか試しに購入してみた。


中国から届いた超再生受信機セット。 上が受信機、下が送信機。 とても小さい。


配達されてからずーっと部品箱にしまったままだったが、取り出して作動実験をしてみた。
ウェブサイトにはこの部品(だと思いますが・・・)を使った記事や感想がアップされている。
それによると電圧は3Vぐらいから動作して5Vぐらいが丁度いいとか・・・・
まっ、140円なんだから壊しても惜しくはない。


ブレッドボードに取り付けて実験してみた。


先ず送信機から電波を出してみることにした。
DATA端子には何も入力しない。(オシロのプローブだけ(ハイインピーダンス)で接続している。)



電源5Vを加えてみたが、電波は出ないみたいだ。
電波の確認にはSDRドングルを使った。
これは今までも発振回路の実験で使っていて微弱な電波でも検出することができることは実証済みだ。
カタログに出ていた433MHz付近を探ってみたがスペクトラムは出てこない。
周波数範囲を広げて探ってみたがやっぱり電波は出ていない。

ところがDATA端子には変な波形が出ている。
多分DATA端子は入力のはずだから何か出力があるのはおかしいのではないか?




時間軸を拡大してみるとパルス状の波形で細い髭状の波形が重なっているように見える。



ウェブサイトに記載されていた記事によると入力信号を入れないと電波が出ない・・・と
書いてあったような気がする。 低い周波巣の方が良い…とかも書いてあったような。


パルスゼネレータから50Hz 5Vの信号を取り出してDATA端子に入力す入る。
 



するとDATA(入力端子)の信号はこんな波形になった。 
グランドレベルにガシャガシャ(高周波?)の信号が混ざっている。
そしてスペクトラムは依然として現れてこない。




回路の電流は5mAだ。



この発振器は動作していないようだ。
半田付けを確認してみた。

フラックスの汚れがひどい。


半田付けのカスがこびりついていた。



部品面も見てみた。 何だか家内工業的だ。 
搭載されていたICはLM358だった。 トランジスタ?はR25と書いてある。



想像だけどLM358(低消費電力汎用オペアンプ×2)はDATA端子に入力される
信号に従ってパルス信号を断続発振し、トランジスタ?で発振する高周波を変調する
のでは無いだろうか?
それなのにDATA端子にパルスみたいな信号が漏れているのは異常だ・・・・

大本の433MHzも出ていないようだし、この発振器は不良品かもしれない。
まっ、140円じゃぁ、しょうがないか・・・・

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4 コメント

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残念 (JANJAN)
2017-10-23 19:49:37
これレビューを見ると当たり外れが多いらしいですね。酷いのは部品が取り付けてないもの、半田が付いてないものとか。値段相応でしょうか。
返信する
うまく動作したという話が沢山 (実習生)
2017-10-23 20:27:46
JANJANJANさん、こんばんは。
これを使用した方々の書き込みをみると、かなり評判がいいみたいですが、
当たり外れが多いのですか・・・
これは140円、最低の値段でした。 同じものでも高いものもありました。
それを買えば良かったかも・・・安物買いの銭失い!(笑い)
まっ、いい経験です。

さっき、ジャンク箱から50μAの小型電流計を見つけました。
これを使って吸収型周波数計?を作りました。
発振回路の発振強度確認に使ってみようと思います。
返信する
超再生ユニット (JANJAN)
2017-10-23 21:45:27
他界のも安いのも画像を拡大して見ると、同じ様に見えますが……
吸収型波長計は便利ですよね。私も使ってます。50μAの電流計は良いですね‼ビュンビュン振れるでしょう。
返信する
どうして値段が違うんでしょうね? (実習生)
2017-10-24 20:13:17
JANJANJANさん、こんばんは。
同じように見えるものでも値段にずいぶん差がありますよね。
安いヤツは検査でハネられたものですかね?
それを安く(タダ同然で)仕入れて修理して売ってるんですかねぇ?
まぁ、これはついでに買ったようなものですから、どうでもいいのですが残念です。

吸収型周波数計は他の発振回路(コレクタ電流が2mAぐらい)では大きく振れてくれますが
超再生受信機の発振(コレクタ電流0.3mAぐらい)では全然振れません。
GDMでは高調波で振れてくれますので370MHzぐらいまで目盛校正ができました。
なかなか面白いですね。
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