2018/12/10(月曜日) 晴れ
有り合わせの10mm角10.7MHzIFTを使ってブレッドボードに
中間周波増幅回路を組んでみた。
この10.7MHzIFTはジャンク基板から取り外したものでたぶんFM
ラジオだったんだと思う。
まぁ、10.7MHzに共振するんだから大丈夫だろう。
回路は単純なもの。

回路が組みあがった。

コレクタ電流だけを調整した。(約1mA)

テストオシレータから10.7MHzを送り込み、増幅された出力をオシロスコープで観測する。

入力(CH1)は56mVpp、出力(CH2)は2.18V、周波数は10.71MHz。
増幅度は約40倍だ。(負荷抵抗10KΩ)

変調をかけた信号を増幅してみる。

通過特性を観測してみた。

5.3MHz付近に山が立っている。

IFTのコアを調整してみたがどうしても消えない。
無理やり消すとこんな特性になってしまう。

さて、次はセラミックフィルターを組み込んでみよう。
昔は此だけの事を、有ってもディップメーターとテスターだけでやったんですよね。
高級測定器様様です。
IF増幅回路は何とかクリアできそうです。
でも、これからが難しそうです。 あの巨大な鋸歯状波発振回路も小型化しないと・・・
それにスイープ発振回路ももっと周波数変化の幅(バンド幅)を広げないと・・・
(現在は100MHzぐらいしかありません。)
そうですね、昔は共振回路の調整はGDMが頼りでしたね。
私はJANJANJANさんからNWT-150のことを教えてもらうまでは
こういうことは未知の世界でした。
今はただ作るだけではなく、波形をながめて工作の過程も楽しめる・・・
高性能の測定器が安価に手に入る・・・技術の進歩のおかげですね。