何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

おんぼろUSBハブの修理

2023-02-08 16:44:15 | 電子工作

2023/02/08(水曜日) 晴れのち曇り

 

今、マイコンをサーバーにして計測した気圧や温度、湿度データをクライアントのパソコンに

表示する工作をしている。

その過程でオシロスコープで動作を確認する必要があり、久しぶりにPCオシロを使ってみた。

オシロスコープのケーブルをUSBハブに接続してレディー(Ready)になるのを待ったが

いつまでたってもレディーにならない。

おや、どうしたのかな?

USBハブとの接触が悪いのかな? プラグを何度か抜き差しして様子を見たがやっぱりだめだ。

何度もそんなことをしているとき、USBハブの電源ランプが点滅してパソコンが固まってしまった。

ありゃーこりゃーエライコッチャ・・・とあれこれいじくっているうちに電源プラグがぐらぐらと

動いて電源ジャックが飛び出してきた。ジャックが内部で基板から外れてしまったようだ。

USBハブに接続していたケーブル(無線マウス用アダプタ、プリンタ用ケーブル)を外して点検した。

 

 

電源ジャックが外れてグラグラしている。

外部から電源が供給できないから負荷が重い装置は動作できないのだろう。

マウスやキーボード、プリンタなど負荷が軽い装置なら(バスパワー)問題なく動作する

ので今まで気が付かなかったわけだ。

オシロスコープとか大容量SSDなどは外部からの電源供給(セルフパワー)がないと動作

させられないので今回のトラブルとなったわけだ。

 

これはもう廃棄かな?

このUSBハブは差込口が7個ついていて結構便利だ。

だけどもう15年も使っている。(2008年8月購入のラベルが張ってあった。)

もう買い替えろということか? でも直してみようかな?

直せるものは何でも直す・・・これが工作実習生の実習生たる所以だから直してみよう。

ケースを無理やりこじ開けて中身を取り出してみた。

 

電源ジャックが基板から外れていた。

 

長年の使用でジャックが揺り動かされて半田付けされた端子が剥がれてしまったのだろう。

ジャックが外れて落ちていた。

 

裏側の端子も剥がれている。

 

剥がれた端子を元のとおりに半田付けする。

 

表面の半田付け。

 

裏面も半田付け。

 

電源ジャック取り付け完了

 

裸の状態で動作確認テスト。 

ワイヤレス・マウスの受信部を取り付けて動作を確認。 OKだ。

 

基板をケースに収める。

ケースきちきちに作ってあるので収めるのは大変だった。

このときに無理をすると、電源ジャックなどに無理な力が加わって半田剥離などに

なってしまう恐れがある。(と思います。)

 

修理完了。

 

オシロスコープを接続してみた。

今度は正常に認識してReady状態になった。

テストもOKになった。

 

15年間も使ってきたUSBハブ。 USB2.0だから転送速度はそれなりだけど、

またしばらく使い続けることができそうだ。

(3.0は持っている。 USB・HDDの接続に使用している。)

「直せるものは直して使う」が実践できてよかった。

コメント (2)
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