馬とモンゴル

乗馬によるモンゴル大自然の四季と牧民生活の折々を日記風に

雪解け時期の郊外

2016-04-27 13:01:18 | 春先の乗馬

最高の景色

モンゴルの
一年で一番美しい時期が今の時期じゃないかと自負している

モンゴルを訪問する青葉が芽吹く7月から晩秋の9月もいいが
厳寒期の三か月間(12月から2月まで)がモンゴルを代表すると思う

JACシニアボランテアの爺さん婆さんを乗馬教室と言って
引き回した裏テレルジ!

きっと紳士淑女には死ぬまで最高の遊びになったのではないかと思う
外気温度マイナス32度の乗馬を体感させた

首都を出発する時は躊躇っていたがイザ!乗馬となれば気合い入れて出発!
途中、泣き言も聞こえたが戻るに戻れない距離を走ると脱落者もなく完走

牧場へ引き返す頃には泣き言を言われていた人ほど楽しそうだった

  観光地テレルジより眼下の森まで乗馬

昔の話である、中央奥の山の裾から左へ6㎞に観光地中心のテレルジ
奥から直線でこの森(秘境)まで乗馬で毎週のように通った過去の話

今は牧民だけが家畜の餌探しで森を彷徨う秘境でもある
爺さんは一人でこの眼下に見える森を一年中(週末)
愛馬と連れで乗馬をしている

今回は川の氷が解けだして森の中へ入るには無理があった

愛馬も10ケ月のブランクで走りを忘れている?
走れないし、無理もしたくなかった

爺さんも往復20㎞以上走らせることになる
膝が持つか?馬より爺さんの体力を心配した

案の定!
散歩で歩けなくてアヒルのような歩き方をしている

自分だけの世界

      冬の森は温室効果抜群

この森に通いなれない現地人が入り込むと迷子になり出られなくなる
爺さんも最初の頃、方向感覚がなくなり迷子になり森の中で生活している

牧民に牧場まで連れ戻された事が何度かある

まして森の樹木が緑の葉を出し外界を遮断すると樹海と化す!
何度も乗馬ガイド(現地人)が道に迷い出られなくなったのを外へ出してやった

森の中で乗馬ガイドを見れば道に迷ったガイドと
そうでないガイドは一目でわかる

現地人であろうと森で迷子になれば子犬や家畜と同じで
落ち着きなくむやみやたらな行動をしている

足りないものが

      森の中で狼と遭遇

この場所は観光地・テレルジの裏側である・・爺さんが好きな裏社会

表の荒らされた観光地より牧民主体の裏観光地の方が全てにおいて素晴らしい!
観光客に荒らされていないのが一番であるが

今は荒らされた表観光地を避けて
ここも観光客が多くなり施設も建ちだした

爺さんに付き合うような奇特な人もおらずいつも爺さんは一人旅というか乗馬

わが人生と悟りの境地であるが稀に変人(違います正常な人)が同行し歓喜する
そうだろう・・道なき道を散策させるのだから喜ばない方が可笑しい!

でもご婦人が稀に同伴という事もあるが乗馬より
別の事で心配されている方もいる

大丈夫ですよ!
爺さん好みの人は乗馬できない、郊外が好きじゃない

一人旅

  こんな森に二人きりじゃ心配です

テレルジは東西150㎞南北60㎞はある広大な国立公園
その中心地の狭い地域で爺さんたちは遊ばせてもらっている

厳寒期積雪の森は道が消えるので誰も怖がって入らない

野生動物と狼の足痕ぐらいである

牧民の冬宿営地も森の中と南山麓の北風が当たらない場所
写真の眼下の森はこのままだが支流は氷に閉ざされ白一色になる

爺さんだけの世界である

乗馬に連れ出した馬の行動も面白い!

牧場が分かる場所では馬もしたり顔
でも知らない土地に連れ込むと馬の激変・豹変は笑っちゃう!

飼いネコより可愛くなる・・
引綱・手綱を離していても忠犬いや忠馬に変身!
何処までも主人に付きまとい忠実なペットである

昔の生き残り軍人さんに聞いた話だが激戦中!
一番困ったのは主人が銃撃や砲弾に当たり落馬しても
軍馬が主人から離れようとせず馬も被弾してしまう話でした

そんな昔話を思い出すような行動を馬がしてくれる時は
馬ほど可愛い動物はいないと思う

普段、牧場近くで落馬しようものなら主人を見捨てて
仲間のいる方へ立ち去る薄情な馬だが

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