ユッコ姉の日記

日々思うことをタリラリラン♪っと・・・。

2016年のお正月・・・その5

2016年01月10日 09時51分04秒 | 思う事・・・
思わぬところで揃った3姉妹でした。
母が「二人とも、わざわざ来なくても良かったのにー」と言っていたが、
実は、妹達には、どうしても来なくてはならない理由がそれぞれあったんです。

名古屋の妹はー
お正月に帰省していた1日の日。
母が、「なんか顎の辺りがオカシイ。喉頭癌かも・・」と言うものだから、
妹は、「そんな事ばっかり言ってるんじゃないわよ!
と、怒って帰ったそうだ。
でもそのすぐ後に、”入院”と言う知らせが届いて、
”もう少しキチンと話を聞いてやれば良かったー”と後悔したそうだ。
 でも私も妹と同じ状況なら、きっと同じことを母に言ってしまうと思う。
 だって、母は顔を合わせる度に「あそこが悪い、ここがおかしい・・」などそんな話ばかりだ。
 しかも母の性格は、とってもマイナス思考なので、
 スグに「癌かも・・・重い病気かも・・」などと言い出す。
 正直、毎回毎回言われていると、「また始まった・・」とイラッとしてしまう。
 だから、名古屋の妹の気持ちはよく分かる。

では、大阪の妹はー
年末、31日の日に大阪の妹はお正月の料理を作っていたのだが、料理の過程でちょっと分からない事があったので、母に電話したそうだ。
母は、ちゃんと電話で教えてくれたのだが、それ以外の話しもし始めた。
大阪の妹は、料理の準備がとても忙しかったので、
「いま忙しいから、その話しはまた今度ね!」と言って電話を切ってしまった。
その数日後に”入院”の知らせを受け、
冷たく電話を切ってしまって、申し訳なかったーと反省したのだとか。

では私はー
一番両親の近くに住んでいるにも関わらず、数か月に一度くらいしか顔を出していなかった私。
もう少し頻繁に顔を出していれば、もっと早く母の状態に気づくことが出来たのではないか?
と言う後悔からー

3人とも、もし今母にもしもの事があったら、
母と最期に交わした会話がアレでは嫌だ!きっと一生後悔する!
と言う所が共通点。

このブログの記事にもしているけど、私達3姉妹は、両親の記念日などにイロイロやっている。
周りの人達からは、
「あんたらは上手に育てた。良い娘さんばっかりやね~。」と両親は羨ましがられるらしい。

私達3姉妹が、両親に感謝している事は、このブログでも何回も書いてきた。
娘ばかりなのに、周りの反対を押しきって家から出してくれた両親。
おかげで私達3姉妹は、いろんな経験が出来た。
しかし、それゆえに、余所の娘さん達とは違った問題点も少々?ある。
家を出る事で、沢山の経験をし、自分一人でも生きていく強さを手に入れた。
だから、私達3姉妹は、かなり考え方がシビアだ。
自分が頑張って生きてきた経験と自信から、”甘え”を良く思わない。
それは他人に対しても同じで、甘えた事を言っている人間を見ると、イラッ!とする。
だから、良い部分は ”しっかり者”。
悪い部分は ”甘え下手で、甘えさせ下手”だ。

そんな私達から見ると、母は我儘に見えてしまう。
顔を合わせると「どこどこの具合が悪い・・ここが痛い・・」などと訴える母。
それに対して、「じゃあこうすれば?」とか「こうすると良いよ。」などと答えても、
「でも私はそういうのは~・・ウンタラカンタラ・・」などと聞く耳を持たない。
何事にもマイナス思考で、人付き合いも”疲れるから”と言う理由であまりしない。
更年期が酷かった時には更に酷く、メソメソ・クヨクヨしてばかりいて、
私達3姉妹は「母は、いつ鬱病になってもおかしくない。」と話していた。
今回だって、私が母を励ます為に、
私 「何も心配いらないって! だってお母さんの環境ってスゴイんだよ。
   娘3人、介護福祉士と看護師とセレブなんだよ。
   体の具合が悪くなっても看護師と介護福祉士が面倒見てくれるし、それに必要なお金はセレブが出してくれる。
   こんな恵まれた環境ってないと思うよ~。
と言うと、
母 「そんなこと・・・

いやいや皆さん、この環境って、ものすっごく恵まれてないですか?
そう思いません?
少なくとも、私が介護施設で見てきたお年寄り達より、ずっと恵まれていると思うんですけど?
それでも母は、不満なんですよ。不安なんです。
もう、このマイナス思考、何とかならんのか!
と、気の強い娘たち3人は頭に来てしまうのです。

でもね、私は知っているんです。
6人兄弟の末っ子に生まれた母は、時代もあって一人暮らし何てしたことはない。
結婚して初めて家から出た人間です。
だから母は、”一人暮らし”や ”一人で生きている女性”に憧れていた。
そんな母だから、私達娘を外に出してくれました。
その結果、気が強く、自他ともに厳しく、甘え下手な女が3人出来上がった訳ですがー
たぶん私達は、母の理想とはちょっと違って、甘えん坊の母にも厳しい娘たちにもなってしまった・・・と。

母が顔を合わせる度に、体調の不安を口にするのは、私達の気が引きたいから。
自分では自覚してないでしょうが、要するに寂しいんですよ。
同年代の方で、毎日のようにカラオケやら習い事やらに明け暮れている人もいると言うのに、
母は、なんだかんだ理由を付けて、外に出て行こうとしない。
社交性に欠ける。
でも寂しい。
だから甘えたい。
でも厳しい世の中を1人で渡り歩いてきた娘たちから見ると、”まず自分で変わろうと努力しろよ!” となってしまう。

母に感謝はしているのだけれど、その弱さが許せない。
矛盾した環境が続きますが、
それでもこれからは、もう少しマメに実家に顔を出そう!と思った私です。

そんな母ですが、8日の金曜日に退院しました。
これからは、通院の日々ですー


☆ 元旦に落ちていた注連縄・・・
  やっぱり間違ってなかったか・・・

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