ヒョロナガの実験結果は・・・

さて、４月から東京の大学に行く事が決まっているヒョロナガ。
現在、大学から、入学前の宿題プリント？が送られてきております。
なんでも２回に分けて届くそうで、１回目の今回は、英語・数学・物理の３科目のようです。
プリントが届いて、最初は、
ヒョ　「よーし、俺にこんなプリントを送った事を後悔させてやる！」
などと勇ましいコトを呟いていたヒョロナガでしたが、
英語はバッチリ出来たそうなんですが、数学になると・・・
小学校からそうだったのですが、ヒョロナガは数学の問題の解き方が独特です。
決められた解き方をせず、自分独自で考え出した解き方で答えを出します。
どれだけ私が、「それじゃあ、ダメなんだってば！」と叱っても、
ヒョ　「答えが合ってるんだからいいじゃん！」
と言う事を聞きませんでした。
でも、今回の大学からのプリントは、”途中過程も必須！”が条件なので、
正しい解き方を書き込むのに苦労していたようです。
そして昨日、やっと最後の物理のプリントに入ったのですがー

物理のプリントの中に、こんな問題↓があったんです。
　　　
　

こういった状態で、両サイドから紐を引っ張った場合、紐の角度は180度になるか？と言う問題。
そしてこの問題は、家族に協力して貰って実際にやってみて、その結果を書け。と言う物でした。

ヒョ　「ええ～、メンドクサ～イ！」
と、モンクを言っていましたが、仕方ナシに、
ヒョ　「母さん、手伝って！」
そこで私がバケツなどを用意するように言うと、
ヒョ　「メンドクセ～なあ～　お！いいモンがある！これでいいじゃん♪」

そう言って手に持ったのは、台所にあった水の入ったヤカン・・・
ヒョロナガは私を台所に呼ぶと、そのヤカンの取っ手に軽く紐を通して、私に手伝わせて引っ張らせた。

こんなカンジ↓
　
私　「ねえ、これじゃあ明らかに絵と違うよ。上の紐の部分に真っ直ぐなトコがないもん。」
ヒョ　「もう～、うっせーなあ～。」
そう言うと、ヒョロナガは上の紐の部分をグルグルとねじったー

　こう⇒　


そして再び私に紐の端を持たせて引っ張らせた・・・
その結果・・・

当たり前だけど、紐はグルグルとねじれがほどけて行き、ヤカンがグルグル回り始めた！
そして・・・
ヤカンの中に入ってた水が、遠心力で注ぎ口からバシャバシャと・・・
両サイドに立っていた私とヒョロナガの足元を濡らし、
台所の床を水浸しにしたのでした・・・

呆気に取られていた私達は、我に返ってゲラゲラ大笑い！

私　「ちょっとおー！私の足元までビショビショじゃない～。」
コ　「兄ちゃん、横着するでやぞお～！」
オ　「ちゃんと床、拭いといてよお～！」
台所の床を雑巾で拭きながら、　
ヒョ　「ウルサイ！」　

さて、台所の床を拭き終えたヒョロナガ、解答欄にこう書いた。

”実験結果”
　『紐の角度は180度にならず、台所の床が水浸しになった。』

オイオイ、大学の先生、こんな解答見たら呆れちゃうんじゃない？
アンタ、マジでこの解答用紙を提出するつもり？

ヒョ　「いいじゃん。だって、本当に実験した結果なんだから♪」
私　　「・・・・。」

ハア～　　先が、思いやられる・・・・


☆いつも計画的なヒョロナガ。今回も計画的だー
　ヒョ　「母さん、東京まで普通郵便なら何日くらいで届く？」
　私　　「う～ん、３日もあれば確実に届くと思うよ。」
　ヒョ　「じゃあ、期限の３日前にポストに入れればいいな。」
　私　　「オイオイ、普通は出来るだけ早く提出しようとするんじゃないの？
　　　　　もし何かあって、届くのが遅れたらどうする気よ？」
　ヒョ　「大丈夫や。おれはちゃんと郵便局に中身コピーしてもらって保障してくれる配送方法取ってるから。」
　アラそう。流石は、抜け目ないわ・・・
　ホントにアンタって、バカなんだか計画的なんだか、よく分からない人間だわねえ～