ユッコ姉の日記

日々思うことをタリラリラン♪っと・・・。

電車の優先席・・・って

2016年09月07日 22時14分03秒 | 思う事・・・
先日の事です。
その日、私はお仕事で小1の子供さんと一緒に電車に乗って外出する支援をしていました。
行きは電車内が満員で座る事が出来ませんでした。
一緒にお出かけしたAクンは、座れれば静かにしていられるのだけれど、
立っていると、大喜びで興奮して騒ぎ出してしまう子。
車両の片隅に立っていたんだけど、ピョンピョン飛び跳ねて大きな声を出す。(^^;)
周りのお客さんに迷惑かけないようにするのも私達の仕事。
そこで、彼の掌に大好きなアンパンマンの絵をボールペンで書いた。
それから彼の耳元に口を当てて、小さな声でアンパンマンの曲を歌いました。
すると彼は、ニコニコとして黙ってジッとしている事が出来ました。
でも歌が終わると、またピョンピョンキャーキャー・・・
仕方なく、私は電車に乗っている間、ずっと彼の耳元でアンパンマンの歌を歌い続けたのでした。
その時間およそ30分・・・
大きな声で30分歌い続けるのも大変ですが、周りに聞こえないように小さな声で歌い続けるのもかなり大変でした。
目的の駅に着く頃には、私の声はかなり掠れてきていましたよお~。

さてアチコチ見て回っていよいよ帰りの時間。
日曜日という事もあり、とても席が空いているとは思えない。
また、30分間歌い続けなければならないのか・・・と思いながら乗った電車。
ところが、車両に乗ると、スグに目に入った空席!
私はスグに彼をその席に座らせました。

電車が発車して改めて車内を見まわしてみた。座席は満席で立っている人もかなりいました。
では、一番最後に車内に入った私達にナゼ空席が残っていたのか?
私がAクンを座らせたのは、優先席だったんです。
そして、大人なら5人ほど座れるであろうその優先席には、インドネシア系?っぽい黒い肌の家族が座っていました。
お父さんとお母さんと5歳くらいの可愛らしい女の子と7歳くらいの賢そうな男の子の4人家族。
Aクンは男の子の隣に座ったんですね。
4人の家族は、全員スマホでゲームらしき物をしていました。
私はAクンの前に立っていました。Aクンの方を見ると男の子と目が合いました。
私がにっこり笑いかけると、男の子は恥ずかしそうにモゾモゾしていました。
Aクンは椅子に座っているので、とっても静か。時々Aクンに話しかけながら立っていた私ー

暫くすると、突然男の子が立ち上がってお父さんの方に行きました。
私の目の前の席がポッカリひとつ空きました。
最初、ただ単にお父さんに何か用があったのだろうと思っていた私。
ところが男の子はずっとお父さんの傍に立ったまま席に戻ってこない。
私が男の子の方を見ると、恥ずかしそうに下を向く・・・(??)
しばらくして、私達が下りる駅に着いたので、私はAクンを連れて電車を降りたのだけど、
ホームに降りてから気がついた

 ” もしかしてあの男の子、私に座席を譲ってくれてたのでは  ”

日本語が話せなかったのか、単に恥ずかしかったのか、その両方だったのか、
男の子は何も言わずに席を立ったから、気がつかなかった・・・
せっかくの男の子の親切を踏みにじってしまったようで・・・・
申し訳ない気持ちになって、思わず小さな声で「ゴメン・・・」と呟いた私ですー


☆ 今回乗った電車は、A君を座らせていた優先席の反対側もやっぱり優先席になっていたんだけど、
  反対側の優先席には、若い白人のカップルと、中国人のオバサンが座っていた。
  ”いやいや、優先席に一人も日本人が座っていないってどうなのよ?
   優先席って別に普通の人が座っても良いんだよ。
   ただ優先されるべき人が近くにいたら譲ってあげればいいだけなのにー”と思ったんだけど・・・
  白人カップルはベッタリくっついてイチャイチャしてたし、その隣は1つ分空席で空けて、中国人のオバサンが何やら大きな声で話してた。
  うん、確かにあの空間に座るのは、遠慮するわあ~。
  と納得した私なのでしたー

☆ 優先席に外人ばかり座っていたのは、たまたま私達が乗った車両だけだったみたい。
  ホームから見たら、他の車両は日本人が沢山座っていました。