ユッコ姉の日記

日々思うことをタリラリラン♪っと・・・。

オイオイ、ご先祖さまあ~・・・って

2015年06月10日 00時15分26秒 | 思う事・・・
少し前に、私のご先祖様の事で面白いことが発覚した。

私の実家は、いわゆる”分家”である。
それは、私の曾お爺さん(曽祖父)が二男で、本家から分かれて分家になったと聞いていた。
私は、単純に、”二男だったから分家になって別れたんだなあ~”と思っていた。
でも、先日聞いた話によると、どうやら、そう簡単なモノではなかったらしい・・・

これは、私の父がその父(私から言うと祖父)から聞いた話だそうだ。

それは山奥の小さな村。
ある家の本家二男に生まれた曽祖父は、村一番のお金持ちの家の娘と結婚して婿養子に入ったそうだ。
しかし曽祖父は、ナントその婿養子に入った家から逃げ出してしまった。
で、結局、その家の娘(嫁)もついてきて、二人して家を出てしまった―
養子先から出て来てしまった曽祖父を放置する訳にもいかず、
二男という事もあり、仕方なく本家は曽祖父を分家として分けたー
 と・・・

・・・・・。

私 「お父さん、その話し本当なの?
父 「俺は、オヤジからそう聞いたぞ~。

オイオイオイ、私の曽祖父、それはいったい、ど~ゆーこと?
この話が事実だとしたら、私の曽祖父、ちょっと情けない・・・ 
まあ、私の父が物心ついた頃には、曽祖父は既に亡くなっていたらしいので、
父も祖父から聞いただけで、本当の所は知らないんですがー

でもね、私は疑問に思うんですよ。
分家として別れた田舎の村にある家は、村のほぼど真ん中にある。
昔の事だし、小さな村の中での事。
そんな風に婿養子先を逃げ出した人間が、そんな簡単に村の中で受け入れて貰えるものなんだろうか?
その時代なら、村八分とかになっててもおかしくないのでは?

で、思い出したことが1つあるんです。
実家のご先祖様のお墓には、曽祖父からの名前が入ってるんだけど、
曽祖父・曾祖母の名前と戒名の次に、名前のない男の子と女の子の戒名がある。その次に私の祖父・祖母の名前と戒名。
以前、”この2人は誰だろう?”と不思議に思って父に聞いたところ、
私の祖父は長男だったんだけど、どうやら祖父が生まれる前に兄と姉がいたらしい。
しかも二人とも、生まれてまだホンの小さい時に亡くなっている。
お墓を立て直す時に、父が祖父に聞いたら、祖父も名前さえ知らないという事で、名無しの戒名のみになったそうだ。
それはそうだろう。
墓石に書いてある没年月日から見ると、その男の子と女の子は、祖父が生まれる10年も前に亡くなっていた。

そこで私はある仮説を考えた。
私の曽祖父は、ホントは婿養子先から逃げ出したんじゃなくて、
出て行かざるを得なくなったのではないか?って。
ここからは私が考えた仮説。

曽祖父は婿養子先でちゃんとやっていた。
子供は出来たが、2人の子供を立て続けに亡くし、それから一向に子供の出来る気配がない。
婿養子を貰うくらいなのだから、おそらくお嫁さんは一人娘か姉妹しかいなかったのだろうが、
後継ぎが欲しくて婿養子を貰ったのに、後継ぎになる子供が出来ないのでは意味がない。
養子先の家は困る。
これが男女逆なら、嫁を実家に戻して新しい嫁を貰う。という事も出来るが、
これが婿となると、娘の年齢もあるし、娘を離婚させて他の婿養子を貰う訳にも行かない。
そこでそのお家は、どこか親戚筋から養子をとるか、他の姉妹に婿養子を貰って、
曽祖父を娘ごと曽祖父の実家に戻したのでは?
まあ、女が子供が出来ないから嫁ぎ先から戻されたー のと同じ状態?
曽祖父の家の本家の方も、そんな事情で戻ってきた二男だから、分家として祖父に家を分けた。
ただ皮肉なことに、分家となってから数年後、二人の間に子供が生まれる。
それが祖父なのではないか?
その後、祖父の妹なんかも数人生まれた。
その時には既に、養子先にはちゃんと後継ぎがいたから、そこに戻る事はなかったー


どうですか?
私の仮説の方が真実味がないでしょうか?
もう100年以上昔の、山の中の小さな村の小さな出来事だから、
本当の事は分からないんだけど、
それでも私の仮説なら、家が村のど真ん中にある事も、墓石にある無名の戒名の事も、
その二人と3人目の子供の祖父との間が10年も空いている事も、
何となく納得できる気がするんですけどねえ~


☆ 私の曾お爺さん、アナタはいったいどんな人だったんだろう?
  本当に、婿養子先を逃げ出しちゃうような根性なしだったのだろうか?
  もしそうだったとしても、それでも曾お爺さんについてきた曾お婆さんは、どんな気持ちだったんだろう?
  う~ん、何だかそこに、すごーくロマンチックな出来事があったんじゃないか?
  な~んて想像してしまう私は、やっぱり今でも乙女なのよお~。

☆ この話を聞いた時に私が想像した曽祖父は、
  今ドラマでやってる『天皇の料理番』の主人公の姿と重なった・・・
  ちょうど時代もそのくらいの頃じゃないかなあ~?