ユッコ姉の日記

日々思うことをタリラリラン♪っと・・・。

放火です・・・って

2014年01月16日 17時07分14秒 | 実体験の事件や詐欺?の話し
先日の夜のことです。
その日、夜勤明けで午前中に帰ってきた私は、一切家事もせずひたすら寝ておりました。
夜になって、やっと目を覚ました私ですが、当然夕食は出来ておらず、
仕事から帰ってきた主人は、仕方なく夕飯のおかずを買いに出かけて行きました。
(私は家の中で寝起きのまま、ボオ~っとテレビを見ておりました。
それから30分ほどして買い物から帰ってきた主人。
私の顔を見るなり一言。

主 「おい、ウチの前の田んぼ、火がつけられとったぞ!
私 「ハア~?!

 ー 主人の話し ー
買い物に出ようと家から出た主人、フト、目の前の田んぼで小さく火が燃えている事に気がついた。
この田んぼは休耕田で、もう何年もお米は作られておらず、今は、身長以上の高さの枯れ草が一面広がっている場所。
当然、火の手なんてあるわけもない場所。
そこで、小さいとはいえ、火が燃えている!!
主人はスグに家の外の蛇口に走ってバケツに水を入れてその場所まで運び火を消した。
10cm位の高さで、本当に小さな火だった為、バケツ一杯でスグに消えたけど、
念のためもう一回バケツの水を掛けて完全に鎮火したことを確認。
それから時計を見て、スーパーが閉まるまで時間がないことに気がついて、急いで買い物に行った。
そして30分後自宅に戻った主人は、私に報告したとー


慌てて懐中電灯を持って外に出て、その場所を確認した私。
うん。確かに枯れ草の中に一部、何か燃えた跡と燃え残りのゴミ?らしき物が暗がりに見える。
家の中に戻った私は、主人に「警察に通報しよう。」と言いました。
実は、昨年末あたりからこの地域周辺で連続放火が続いていたんです。
主人は嫌な顔をしました。
ホンのチョットの火だったし、もう消えてるんだし、余計なことに巻き込まれるのも嫌だし、メンドクサイし、
明日も仕事なのに早く寝たいから、事情聴取で時間を取られるのもうっとおしいetc・・・

でも、先月にもウチから数百メートルほど離れた畑の中で放火があったし、
今年に入ってからは、隣の隣の町内で民家が火事になった話もあったし、
実際、ここ最近はどれもボヤ程度だけれど、毎日に近い回数で近隣で放火が続いているみたいだし、
何より、今回は正に我が家の目の前での放火!
もし主人が気づかなくて火が周りの枯れ草に燃え移ってたら、間違いなくウチの目の前は一面火の海になっていた・・・
そんな事を考えたらやっぱり黙っていられなくて、主人と散々喧嘩した結果、

主 「そんなら、お前が通報すればいいやろ!でも俺は一切出ないからな!
私 「そんな・・・ だって第一発見者なんだからアナタが事情聴取されるのは仕方ないんじゃ・・・
主 「とにかく俺は絶対嫌だ!

そう言うと、さっさと布団に入ってしまった主人・・・。

仕方なく私は、隣の家に行って、お隣のご主人に相談しました。
お隣のご主人と相談した結果、とりあえず110番は大げさだから、近くの交番に通報する事にしました。
私からの電話連絡のあと、5分もしないうちにパトカーでお巡りさんがウチを訪ねてきました。
余りの速さに驚いた私。玄関先で、

私 「随分、早いですね・・・
警 「ええ、まあ・・・

いくらなんでも来るのが早すぎる!とは思ったのですが、その理由はまもなく分かりました。
実はこの夜、放火の通報がウチで3件目だったんです!
その順番からすると、犯人は近隣の町内から道をたどって途中火をつけながらウチの町内の方へ来ていた模様。
お巡りさん達は、2つ目の放火場所にいた為、我が家にスグに来れた。と言う訳でした。

さて、それからが結構大変でした。
制服を着たお巡りさんに状況を聞かれ、肝心の主人がいない中、
私は、「主人はもう寝てしまって・・・スミマセン」と謝りながら、
主人から聞いた話を伝える。

警 「奥さんは、ご主人が出て行く前に何か外で物音とか聞かれていなですか?」
私 「はい。何も気が付きませんでした。スミマセン・・・
(寝起きでボーッとしていた私。主人が外の蛇口で水をバケツに入れていた事すら知らなかった・・・
そのあいだに、隣のご主人も出てきてくれて、一緒に事情聴取を受けてくれた。
そこにもう1台、車が出現。どうやら覆面パト?
その車からスーツとコートを着た警察官(刑事?)が降りてきて、同じ話をもう一度説明。
自宅の前でカンテラを赤々と回してくれちゃってるパトカーのおかげで、ご近所の方もわらわら家から出てきた。
そこに田んぼの持ち主も呼び出され、人がゴチャゴチャになってる所に、今度は消防車
え!呼んでませんけど~~~?

消防車から出てきた赤い消防服?らしき物を着た消防署員さん?
警察官の所に来て、「何かあったんですか?」
どうやらこの消防車は、ここ最近の連続放火の為、近隣を見回りしていたらしいです。
でも、すれ違う事も出来ない車一台しか通れない幅のウチの前の道は、もういっぱいいっぱいなんですけどおーーー!
お隣りのご主人と、こっそり「こんなオオゴトになるとは・・・」と二人で溜息をつきました。

とにかく、ザワザワとした状況は小一時間ほどで、やっと終焉。
出てきていた人達に「お騒がせしてスミマセン・・・」と頭を下げていた私・・・
冷たい北風が吹く中1時間も外にいた私は、すっかり体が冷え切ってしまいましたよ~。

次の日、
朝から何回も消防署の見回りの車やら、同じく見まわりであろうパトカーが何回もウチの前を通っていきました。
そんな中、お仕事休みでノンビリTVをみていた私。
お昼頃、インターホンがなりました。アクビをしながら玄関へー

私 「は~い。どちらさまですかあ~~」
? 「○○新聞の者ですが。」
私 「え!
今度は、新聞記者がウチにやって来た!!

記者の人に聞かれて、再度状況と場所を説明。
そこに、また一台の車が来て止まった。中からコートを着た男の人が数人降りてきたー
私と記者さんの所まで来ると、私に向かって

男 「最近は記者だって偽る悪い奴がいるから、ちゃんと確認しましたかあ~?」
私が何か答える前に、
男 「ちゃんと身分証明書見せたか?」
と、記者の人に笑いながら話しかけている。
記 「大丈夫ですよお~」
コチラも苦笑いしながら答えている。
私 「?(??)」

どうやら、車から出てきた男の人達は警察の刑事さん?
取材に来た記者さんとは顔見知りらしく、からかい半分に声をかけたらしいー
私が記者さんから話を聞かれている間、刑事さん達は小さな焼け跡を何やら調べていました。
やっと取材が終わると同時に、刑事さん達も帰って行きました。
(もしかしたら、話が終わるまで見守っていてくれた? ような気がします。

家に入ってから考えた。
そーいえば、昨夜のお巡りさんが、
署の方で、今回の連続放火の対策チームが作られたとかなんとか言っていたのを耳にしたなあ~
今日来た刑事さん?達は、まさにそのチームの人達かもしれないなあ~と・・。

放火犯はまだ捕まっていません。
我が家は、まだ塗装関連の道具も置いてあるので、もしもウチに火をつけられたら、ホントーに大変!!
早く捕まって欲しいです!


✩ たかだか10cm程の、焚き火にもならない火でこんな大騒ぎになってビックリした私。
  一番最初にウチに訪れてくれた制服着たお巡りさんに、
  「こんなちっちゃい火で通報してスミマセン」と言ったら、
  「いえ、連続して放火が起きているので、通報してくれて感謝しています。」って言ってくれた!
  この時のお巡りさん、たぶん交番勤務の方だと思うんだけど、若くて、す~っごくイケメンだった!

✩ 記者といる時に来た刑事さん?
  自分達こそ何も名乗らなくてイキナリ私に話しかけるアナタ達の方が怪しい人に思えますよ。
  まあ、この時の刑事さん?も渋いイケメンだったので、許してあげるけど~