ユッコ姉の日記

日々思うことをタリラリラン♪っと・・・。

日本人である証拠って・・・ (前編)

2013年12月17日 16時00分53秒 | 思う事・・・
先日、武田鉄也さんの話しをネットで見ていました。
その中で、『ベトナム人が日本人を見分ける方法』みたいな話が出ていた。
ベトナム人が ”ああ、この人は日本人だ”と思う理由として、

① 物を買って受け取る時に「ありがとう」などのお礼を言う。
② 食後に箸を合わせて「ごちそうさまでした」と言う。

だそうです。

コレを聞いて、まあ日本人なら当たり前のコトだよなあ~ と思うと同時に、
でも何で「ありがとう」とか「いただきます・ごちそうさま」って言うんだろう?と思いました。

単純に考えれば、物を買ってお金を払ってるんだから、何もお礼を言う必要はないんじゃないか?
貰ったわけじゃあないんだし・・・
でもやっぱり、ついつい出てしまう「ありがとう」の言葉ー

私が思うに、この場合の「ありがとう」は、その時対応してくれた店員に対してだ。サービスや接客に対して?
 ”あなたがキチンと対応してくれたから気持ちよく買い物が出来ました。ありがとう”
こんな感じの「ありがとう」だと思う。

これに似た事で、横断歩道で止まってくれた車の運転手に対して「ありがとう」と声を出して頭を下げるのも同じだと思う。
今は見かける事が少なくなったけど、私が子供の頃は、通学路にある横断歩道を渡るとき、必ず手を揚げて渡って、
その時に止まってくれている車に向かって「ありがとうございます」と言いながら頭を下げた。
そうする様に教えられた。
考えてみれば、そこは横断歩道で、人が渡る時に車が止まるのは交通法上当たり前の事で、何もお礼を言う事ではない。
むしろ、そこで止まらない車は、交通違反だ。
でも、歩行者は「ありがとう」と言う。
 ”急いでいるところを、止まってくれてありがとう。”

こんな事を考えていて、気がついた。
私は、自分の為に何かしてもらった時に「ありがとう」と言う。
それがたとえ、ただの仕事であっても、交通法を守っているだけでも、自分の為に何かしてくれたことに対してお礼を言ってるんだ! 

そこでフト、以前ネットで炎上していた話題を思いだした。
確か、『コンビニの店員が、客が帰り際に「ありがとう」と言うのが気に入らない!』と言う話題だった。
そのコンビニの店員は、自分は仕事をしているだけで客に特に何かしている訳でもないのにそんな事を言われると、
客に見下げられている気がするとー 客が上から目線で言うとー
それに対して、随分沢山のコメントが出ていたなあ~。
まあ大半が、そのコンビニ店員がおかしい!と言う意見だったのだけれど、中にはその店員の意見に同調するコメントもあった。
感謝の言葉のハズが、そんな風な捉え方をする人もいるのだと驚いた事を覚えている。
それと同時に、相手を気遣い思いやれる、日本人の心のハズなのに、それを分からない、理解出来ない日本人が増えてきている?
と、ちょっと悲しい気持ちになった。

もう1つ思い出したのは、「ごめん」が言えない子供達だ。
オシメが小学校1・2年生とき、私は毎日オシメと一緒に学校へ通ってた。
その時、「ごめん」が言えない子供を沢山見た。

 廊下で友達同士がチョットぶつかってしまった。
 普通なら、お互いが「あ、ごめん」その一言で済む話なのに、何も言わず黙って相手を睨みつけるだけー

 自分が投げたボールが人に当たってしまった。怪我はないけど痛かったみたい。
 普通なら「ごめんね。大丈夫?」と言うところのハズが、何も言わない。
 私が「ゴメンね。って言わないとー」と言うと、「でも僕、ワザとやったワケじゃないもん。」
 私「例え、ワザとじゃなくても、人に痛い思いをさせたんだから謝るのは当たり前でしょう?」と言うと、
 その子は納得いかない顔で、黙ってソコから走り去ってしまったー
 この子の親は、いったいどんな教育をしているのだ? と思ったら、その親は自分の子供に、
 「いじめられっ子になるくらいなら、いじめっ子になれ!」と教えていた。
 ”いじめ”が問題になっている現代、我が子可愛さからだろうが、なんという子育てをするのだと驚いたー

こんな事を思い出しながら、
「ごめん」が言えない子供が大きくなると、「ありがとう」の意味が理解出来ない大人になるのかもしれないー
と、思った。

いつだっただろう?自動車事故を起こした時に、”「すみません」を言ってはいけない!”と聞いたのはー
「すみません」を口にすると、例えその事故が自分に非がなくても、「謝ったのだからお前に非があるのだろう」と、
その後の事故処理が不利になるからとー
だから例え自分に非があったとしても、決して「すみません」は言うな!
言っていいのは「大丈夫ですか?」だけだよ。とー

「ごめん」の言葉は、自分の非を認めること。
確かにそうなんだけど・・・
でも、お互いが「ごめん」を口にできたら、お互いが相手の気持ちを思いやれたら、
そこからの人間関係は、全く違った物になると思う。
日本人が、スグに「ありがとう」という自分の感謝の言葉や、「ごめん」と言う自分の非を認める言葉が口に出来るのは、
他人とより良い人間関係をスムーズに進める為の、先人の知恵なんじゃないだろうか?


話が大きく逸れちゃったねえ~。
長くなったので、②の「ごちそうさま」については明日の記事でー