その日は、朝から曇っていて、天気予報では”午後から雨が降る”と言っていた。
寝過ごしたヒョロナガは、慌ててベットから起きてきた。
急いでご飯をかき込んで、着替えを持ってトイレに直行!
トイレを済ますついでに、着替えもして時間短縮を狙ったヒョロナガ。
トイレで立ち上がってパジャマを替えようとしたら、パジャマのズボンが落ちた!
それも足元のトイレの中へ・・・ (我が家は和式のトイレ。)
パジャマズボンはみごと水浸しー
時間がないのに、濡れたズボンをトイレから引きずり出して、急いで水洗い・・・
制服に着替えて、急いで自転車で家を出た。
「良かった。なんとか遅刻は免れる。 」
そう思いながら自転車を飛ばしていたヒョロナガに、車が近寄ってきた。
慌てて、車を避ける為にハンドルをきった。
ガタン!
道路の端の段差に自転車が乗り上げた! 幸い転ばなかったけど・・・
自転車のチェーンがハズレタ・・・
近くに自転車屋はないし、もしあっても、寄っていたら遅刻してしまう。
仕方ナシに、チェーンのハズレた自転車を押しながら、走って学校へ向かったー
8時30分を過ぎると遅刻になる。途中から小雨が振り出した・・・
8時27分。 ギリギリ、セーフ!
濡れた制服のまま、ひと息ついたヒョロナガに、校門に立っていた先生は言った。
先 「なんやオマエ、チェーンハズレとるんか!アホやなあ~。とりあえず遅刻にはせんけど、
決まりだから、25分制限はアウトな。放課後、指導室来いよ。」
そう、確かに30分過ぎでなければ遅刻扱いにはならないが、25分過ぎていると、指導対象になるのだ。
放課後ー
不満タラタラで指導室に行ったヒョロナガは、そこにいた先生達に「アホやなあ~」と全員に笑われ、
その上、自転車の故障で遅れたコトが分かっているのに、
先 「反省文レポート2枚書いてけ。」と言われる。
ヒョ 「俺は、何を反省すればいいんですか?!」
納得の行かないヒョロナガに先生は言う。
先 「そうやなあ~ どうしたらチェーンがはずれないか?でも書いとけ。」
ムカついて半分意地になってたヒョロナガ、
ヒョ 「わかりました!」
それからレポートを書き出したヒョロナガ。
最初は、チェーンがハズレた状況を書いて、
そこから、こんな事になったのは道がキチンと整備されてなかったからだ!
道をキチンと整備してないのは国が悪い!だいたい今の政府が悪い!
今の政府と言えば、今年から実施されたダウンロード禁止法は・・・ウンヌンカンヌン・・・
などと、殆んど自転車とは全く関係ない話しをギッシリ書いたらしいー
書き終わって先生に提出すると、受け取った先生は、
先 「はい、ご苦労さん。」と、読みもせずポイッと机の上に放ったー
外はもう暗くなって、みぞれ交じりの雨がボタボタと降っていた。
学校の暗い駐輪場でチェーンを直す。道具が少ないからなかなか直らないー
やっとチェーンは直ったが、朝、合羽を持ってくるのを忘れたヒョロナガは、
冷たいみぞれ交じりの雨の中、凍えながらびしょ濡れになって家に帰った。
家に着いた頃には、もう夜8時になっていた・・・
家に帰ると、
ヒョ 「ハラ減ったあ~!」
母 「アラ、遅いからもう夕飯済んじゃったよ。残り物しかないけど食べる?」
ヒョ 「・・・・。」
冷たくなったご飯をレンジで温めて、残り物のおかずで夕飯を済ませたヒョロナガ。
本当は今日、大学へ送る書類があったから、郵便局に寄らないといけなかったのに、
行ってる時間がなかった。
明日、速達で送らないと期限までに書類が届かない。
ヒョロナガの残り少ない小遣いが更に減る・・・
そして一言。
ヒョ 「今日の俺、ツイてない・・・」
寝過ごしたヒョロナガは、慌ててベットから起きてきた。
急いでご飯をかき込んで、着替えを持ってトイレに直行!
トイレを済ますついでに、着替えもして時間短縮を狙ったヒョロナガ。
トイレで立ち上がってパジャマを替えようとしたら、パジャマのズボンが落ちた!
それも足元のトイレの中へ・・・ (我が家は和式のトイレ。)
パジャマズボンはみごと水浸しー
時間がないのに、濡れたズボンをトイレから引きずり出して、急いで水洗い・・・
制服に着替えて、急いで自転車で家を出た。
「良かった。なんとか遅刻は免れる。 」
そう思いながら自転車を飛ばしていたヒョロナガに、車が近寄ってきた。
慌てて、車を避ける為にハンドルをきった。
ガタン!
道路の端の段差に自転車が乗り上げた! 幸い転ばなかったけど・・・
自転車のチェーンがハズレタ・・・
近くに自転車屋はないし、もしあっても、寄っていたら遅刻してしまう。
仕方ナシに、チェーンのハズレた自転車を押しながら、走って学校へ向かったー
8時30分を過ぎると遅刻になる。途中から小雨が振り出した・・・
8時27分。 ギリギリ、セーフ!
濡れた制服のまま、ひと息ついたヒョロナガに、校門に立っていた先生は言った。
先 「なんやオマエ、チェーンハズレとるんか!アホやなあ~。とりあえず遅刻にはせんけど、
決まりだから、25分制限はアウトな。放課後、指導室来いよ。」
そう、確かに30分過ぎでなければ遅刻扱いにはならないが、25分過ぎていると、指導対象になるのだ。
放課後ー
不満タラタラで指導室に行ったヒョロナガは、そこにいた先生達に「アホやなあ~」と全員に笑われ、
その上、自転車の故障で遅れたコトが分かっているのに、
先 「反省文レポート2枚書いてけ。」と言われる。
ヒョ 「俺は、何を反省すればいいんですか?!」
納得の行かないヒョロナガに先生は言う。
先 「そうやなあ~ どうしたらチェーンがはずれないか?でも書いとけ。」
ムカついて半分意地になってたヒョロナガ、
ヒョ 「わかりました!」
それからレポートを書き出したヒョロナガ。
最初は、チェーンがハズレた状況を書いて、
そこから、こんな事になったのは道がキチンと整備されてなかったからだ!
道をキチンと整備してないのは国が悪い!だいたい今の政府が悪い!
今の政府と言えば、今年から実施されたダウンロード禁止法は・・・ウンヌンカンヌン・・・
などと、殆んど自転車とは全く関係ない話しをギッシリ書いたらしいー
書き終わって先生に提出すると、受け取った先生は、
先 「はい、ご苦労さん。」と、読みもせずポイッと机の上に放ったー
外はもう暗くなって、みぞれ交じりの雨がボタボタと降っていた。
学校の暗い駐輪場でチェーンを直す。道具が少ないからなかなか直らないー
やっとチェーンは直ったが、朝、合羽を持ってくるのを忘れたヒョロナガは、
冷たいみぞれ交じりの雨の中、凍えながらびしょ濡れになって家に帰った。
家に着いた頃には、もう夜8時になっていた・・・
家に帰ると、
ヒョ 「ハラ減ったあ~!」
母 「アラ、遅いからもう夕飯済んじゃったよ。残り物しかないけど食べる?」
ヒョ 「・・・・。」
冷たくなったご飯をレンジで温めて、残り物のおかずで夕飯を済ませたヒョロナガ。
本当は今日、大学へ送る書類があったから、郵便局に寄らないといけなかったのに、
行ってる時間がなかった。
明日、速達で送らないと期限までに書類が届かない。
ヒョロナガの残り少ない小遣いが更に減る・・・
そして一言。
ヒョ 「今日の俺、ツイてない・・・」