ユッコ姉の日記

日々思うことをタリラリラン♪っと・・・。

骨髄バンク

2006年04月28日 12時45分30秒 | 私の病気・・・
私が高校生の時、白血病で友人を一人なくしました。
お葬式の日、何も知らず、彼女に何もしてあげられなかった自分が許せなくて、
もう二度と彼女の家に行く事は出来ないと思いました。
社会人になって骨髄バンクの存在を知り、もし私が誰かに骨髄を提供してその人が助かったら、
私は彼女に許してもらえるような気がする。そしたら、彼女の墓参りに行こう!と自分自身で決めました。
でも、当時仕事に燃えていた私は、骨髄バンクに登録する事が出来ませんでした。
やがて、結婚、旦那の反対があってムリ。出産、まだ子供が小さいからムリ。
2人目に生まれた子には障害があり、その世話でムリ。
やっと子供達にも手が掛からなくなり、旦那の許しも出た頃には、骨髄バンクを知ってから、すでに15年以上経っていました。
年齢制限もあるし、急がなくては・・と思っていた矢先、
私に脳腫瘍が見つかりました。
悪性ではないけれど、腫瘍の位置が悪く、このまま大きくなれば、半身不随になる可能性がありました。
選択の余地はありませんでした。
結局、手術を受け輸血もされた私は、もう骨髄バンクに登録する事が出来なくなりました。
私はまた、彼女を裏切ってしまった。こんなことなら、初めて知った時にすぐ登録して置けばよかったと、病院のベットで泣きました。
友人は、「きっと彼女は許してくれるよ。」と、言ってくれますが、
やはり、なんだかんだと理由を付けて先延ばしにしてきた自分が許せず、今でも彼女のお墓参りに行けません。