つれづれのこと(みーたんの庭)

ローカリズム推進楽会、大好きな山野草・山菜・野草、日ごろの料理講座の案内などを綴っていきたいと思います。

フォト狂句

2009-10-01 | さつま狂句
薩摩狂句「にがごい会」http://kurobashita.bbs.fc2.com/9月の最優秀賞を貰いました。




9月(課題吟の部)最優秀作品 
 秋桜(あっざく)れ 似(に)ちょっ言(ちゅ)われっ 優(やさ)しゅなっ
                みーたん
(選評)塚田 黒柱
前回と同じように、今回の課題も難しかったようです。植物や景色を素材にする場合は、いわゆる「狂句味」という味付けをするのに一苦労します。特に初心者にとっては難しそうです。やはり人間や動物を素材にしたほうが作りやすいのではないかと思います。
そのなかで、この句はコスモスと人間のかかわりがユーモラスに捉えられているのではないかと思いました。可憐なコスモスに似ていると褒められて(お世辞でも)、急にそれまでとは態度が変わって優しくなったところを作者の「狂句の眼」が巧く捉えました。ゲンキンな人を、心の中で一寸おちょくっているようなところが面白いと思います。

原作は下五が、「優(しおら)すし」となっていましたが、これでは「優しい」と言う状態を表すことになります。「優(しおら)すなっ」としたほうが、言われた本人の態度が、それまでとは違ってきたという表現になりますので、狂句味がより強くなるのではないでしょうか。そうなると破調になってしまいますので上のように表現を変えてみました。

 上記のように先生が手直しをしてくださいました。
また有難い選評もいただきました。
いつも指を折りながら5・7・5  鹿児島の方言との戦いです

黒柱先生の句を紹介します。
彼岸花のことを鹿児島方言では「じごっばな」と言うのをふまえて作ったものです。お粗末ながら・・・・。
 何(ない)の業(ご)か 貰(も)ろた名前が 彼岸花(じごっばな) 黒柱

燃えるような赤い彼岸花、「じごっばな」って言うのですね
コメント (18)
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