蒲田耕二の発言

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「死にゃしないよ」2

2016-01-15 | 社会
ほうら、案の定だ。中国だけじゃないんだよ。

産廃業者が食品廃棄物を横流し。ココイチ以外の食品会社からも廃棄を請け負い、くり返し転売していたらしい。ココイチだけでビーフカツ4万枚というから、全部で何社、何回、どれぐらいの量になってることか。

それも冷凍食品として転売しただけではなく、加工食品の形でコンビニ弁当なんかにも使われたんだと。オレんちの近くで売ってる総菜にも、紛れ込んでいるかも知れない。

食の信用、ガラガラ崩壊だね。

しかしこれ、産廃業者だけを悪者にして解決、て問題かね。製造会社は産廃業者に委託してカネ払ってそれっきり。産廃業者は食品卸に転売してそれっきり。買い取った食品卸はスーパーに卸してそれっきり。

要するに、モラルの荒廃じゃん。まさしく「死にゃしないよ」日本版。

国のトップの首相がコジツケと我田引水で国会答弁をコロコロ変えてるんだもの、アベノミクス失敗の惨状下にある民間業者が、モラルなんぞにいちいち義理立てしてられるかと考えるのも無理ないんじゃないの?

さて、近ごろネットで見つけて飛びきり面白かった記事が、小栗康平の『Foujita』をボロクソに扱き下ろした浅田彰のブログ

オレも小栗康平ってどこがいいんだか、全然分かんないんだよね。この人の映画、ホントにいつも鈍重で退屈。ひたすら貧乏を愚痴っていた新藤兼人みたい。

「日本映画の端的な欠陥は……律儀につないでゆくだけの義務的な編集に見られるリズム感のなさであり、それが映画を鈍重なものにしている」との浅田の指摘に、全面的に共感する。

テンポは遅いが内在リズムに弛みがないので、4時間近い長尺でも退屈させなかったテオ・アンゲロプロスと対照的。

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