蒲田耕二の発言

コメントは実名で願います。

パワハラ

2018-09-11 | スポーツ
18歳のかれんな女子選手のパワハラ告発。もう丸っきり、あの率直で爽やかで、それゆえに悲劇的だった日大アメフト部のパワハラ犠牲選手を思わせたもんだから世間の同情を一身に集め、塚原夫妻がすっかり悪役にされてしまったが、あれ、そういう一方的な見方でいいのかねえ。ここへきて冷静な意見もボチボチ出てきたのは結構なことだが。

あの少女が間違ってる、てんじゃない。しかし塚原夫妻が少女から引き離そうとしたコーチは、彼女を直立不動にさせて体がぐらつくほど殴りつけたっていうじゃないか。その映像が残ってるそうだから。

殴りつけるのは、絶対に指導じゃない。コーチ自身の自己満足、つまりはサディズム以外の何物でもない。状況によっては認められる、なんて問題じゃない。

それでも選手どころか、その親までもがコーチを信頼するってんだから、塚原本部長じゃなくても「カルトだね」とか言いたくなるよ。学童に暴力をふるう教師を父母が教育熱心と褒めそやす構図と、まるで一緒。

先日のスポーツ番組で落合博満氏が、暴力は簡単にはなくならない、何年も掛かると、あえて時間超過しながら訴えていたのが思い出される。日本の風土? 落合は現役時代から、冷酷なぐらい合理的な考え方をする人だった。

体操OBのタレントがコーチに同情して泣いて見せたり、口を極めて塚原夫妻をののしったりするのを見れば、ホント、日本スポーツ界の体質って変わんないよなと思う。

ま、塚原も「全部ウソ」はまずかったけどね。あれで傲慢イメージを作ってしまい、世間の反感を買った。去年の小池都知事の「排除します」発言と同じ。

それにしても、世間てのは常にヒールを求めてるんだね。たった一言で袋叩きの標的にされてしまうんだから。これもサディズムの発露?
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