koheiのおもちゃ修理記録

宇部おもちゃ病院 毎月第2土曜日 13:00~16:00
宇部新天町の西の端、市民活動センターで開院してます。

10/12 おもちゃ修理(3件)

2014-10-18 | おもちゃ

1件目は、アンパンマン号です。(写真は分解時)
20141012_anpanman
「電池フタのネジの頭が潰れて、開けられなくなった。」との事。
ちょっと苦労しましたが、ほどよい太さのマイナスドライバーで、なんとかネジ外して、おもちゃ病院が持ってた「ネジ箱」の中から、ちょうど合うネジ(多分M2.5)に取り替えました。

電池すっからかんだったので、テスト電池で動かして見たところ、ちゃんと動いて音も鳴るのですが、「ブイーン」と異音がする時がある。前から鳴ってて、軸に巻きついたホコリ・髪の毛を取ってみたり、隙間から556掛けてみたりしたそうですが、鳴り止まない、との事。
で、分解して中身を確認。
特にギアの欠けや接触もみられず、悩むことしばし。
最初「電気ノイズか?」と思って、パスコン付けちゃろうか?と思ったのですが、院長に「電気的ノイズかなぁ?機械的ノイズかなぁ?」と聞きに行ったら、「モーターの軸受け(頭とケツ)にグリスさしてみ~」と言われて、外からちょこちょこと塗ってみたところ、異音止まりました!
良かった~。(パスコン付けてみたりしなくて。)

2件目は、お風呂に浮かべてシャワーで遊べる、ピノチオの「おふろでアンパンマン」です。
20140720_pump
これは、2014/7/20に同じ物を診ました。(上の写真は、その時撮った物の流用。)
その時は、水中ポンプのモーターの渋りでしたが、この度は、「蛇口から水がちょろちょろしか出ない。シャワーに至っては全くでない」との事。

どうだったかな~、と思いながら分解してみるも、内部にフィルターも無いし、ゴミが詰まったりもしてない・・・。SWの抵抗も確認してみたが、ほぼゼロオームで、分解・整備の必要もなさそう。

電池は新品、との事だったが、その電池を直結した時と、テスト用の単3電池2本で駆動したときと、音を比べると、単3電池2本のほうがちょっと音が高かったので、依頼者さんに音の差を聞いてもらって、「特に悪いところは無い・・・。電池を替えたらパワーアップするかもしれないので、試して下さい。」と話して、組み戻して終了としました。
(水中ポンプ・モーター部は、しっかり接着で組んであって分解困難で、分解整備するのはリスクが高いもので・・・)

あと、水色のシャワー部分は、ちょっと回して水の出方を変えられる様になってるのが、取れてしまった、との事。確認したところ、軸が折れて取れてしまってますが、ホースの付け根の部分が接着で固定されていて、ネジを解いても分解できず、依頼者さんと話して「シャワー」の位置でホットボンドで固定としました。

3件目は、音が鳴りながら、不規則に曲がったりしながら走る、結構大きな機関車です。
20141012_kikansha1
本体下側の電池ボックスのフタの、蝶つがいの部分が片方折れて、フタが閉まらない。接着剤で付けたけど、バネの力が強くて、もたない、との事。

しばし悩みましたが、手持ちのプラモデルの端材をちょっと曲げて押さえ棒を作って、それで挟み込んで止めれるようにして、なんとかフタができるようにしました。
電池セットしたら、ちゃんと動きました。
ちょっと耐久性に不安もありましたが(プラ棒を、結構無理に曲げたので)、これで修理完としました。

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